やることはたった2つだけ!プレスリリース作成の時間短縮法
以前、プレスリリースを初めて書くという方向けに、プレスリリースリリースの基本的な書き方をお伝えしました。
あちらはプレスリリース基本のキだったので、今回は基本のホにあたる、書き方がだいたい分かったら、次に知っていただきたいことを書こうと思います。
今回の内容はこんな方におススメ!
・プレスリリースはだいたい書けるけど、少し時間がかかる方
・プレスリリースを書けてはいるけど、関係者から何度も修正が入る方
まず、「ひとまず、プレスリリースはなんとなく書けるようになった!」という方に向けてお伝えしたい事実があります。それは”プレスリリースはただのツール”だということです。
つまり、”プレスリリースそのものをゴールにしてはダメだよ”ということを覚えておいていただきたいです。
当たり前すぎるお話なのですが、意外とプレスリリースを書くこと/配信することがゴールになってしまっている広報担当者方にお会いすることが多くあります。
“プレスリリースを書くことがゴールではない”を理解していないとどうなるかというと、プレスリリース作成にばかりこだわって、本来の目的を見失ってしまうという事態が起きます。
プレスリリースは、あくまで企業として伝えたい情報があり、その目的を達成するための1つのツールだということをくれぐれもお忘れなきよう。
時短なうえに効果を高める方法
プレスリリースがツールだと認識すると、プレスリリース作成に”過剰な”時間を割くことが無駄だと気がつきます。
“必要な”時間を割くことはもちろん大切です。しかし、結構”過剰な”時間を割いてしまっている...という認識がある方もいらっしゃるかと思います。
そういった事態を無くすために一番重要なのは、プレスリリースごとに、”誰に””何を”伝えたいのか考えることです。
プレスリリースは、「ターゲット(誰に)」に「伝えたい内容(何を)」を伝えるという目的を達成するための手段の1つとして作成するので、伝わることが第一であり、こだわるのはそこだけで良いとも言えます。
そして、時間短縮と効果を両立させるためには、ちょっとしたテクニックがあります。
それは、”誰に””何を”を考えた後に”いきなり書きはじめない”ことです。
考えてから実際に書き出すまでに、ひとつステップをはさむことがコツです。
どのようなステップかというと、”すり合わせ”です。これを挟むと、時間短縮と一層の効果拡大につながります。
これだけで超時短に!すり合わせの重要性
誰と何をすり合わせるのかというと、経営者/責任者と、プレスリリースの目的をすり合わせます。
まずは、ご自身で今回のプレスリリースは”誰に””何を”伝えるか考えます。
できれば、”どうやって伝えるのか”まで考えるとより良いです。
例をあげます。
当社では先日ニュースを発表しました。
内容は、自社サービスのメディア向けRPAの「DearMedia」に、新機能である「支払調書機能」「一括アップロード機能」「ダウンロード機能」を追加したというものです。
これの”誰に””何を””どうやって”を書きます。
誰に:
サービスの利用者、決済者であるメディア運営企業の経理担当者、または編集長など事業責任者に
何を:
DearMediaというサービスそのものの存在と、新機能の利便性を
どうやって:
経理業務が忙しくなる時期にあわせて(ニーズが高まる時期に)
来る増税対応に絡ませて(時流)
このようになります。
この3つだけ考えたら、内容を書き出して経営者/責任者と、この方向性で良いかどうかをすり合わせておきます。
そして、認識が合っていることを確認してから本文作成に入ります。
こうすることにより、会社の方向性とも一致した内容でプレスリリースが書けるので、効果が上がります。
さらに、伝えることが明確になるので、本文作成もしやすくなります。また、作成を終えてからの出戻りも防ぐことが出来るので、時間短縮につながります。
プレスリリースを作成するときは、この2つのステップをぜひ取り入れてください。どんどんスピーディーに効果的なプレスリリースが書けるようになるはずです!
<ステップのおさらい>
・”誰に””何を””どうやって伝えるか”をまず考える
・”誰に””何を””どうやって伝えるか”を事前に経営者/責任者とすり合わせる