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翻訳会社はココを見る! 学歴と仕事の気になる関係

翻訳者になるために学歴は必要でしょうか? 学歴は仕事に影響するのでしょうか? かつて翻訳会社に勤め、500人以上の登録翻訳者、そしてトライアル応募者の経歴書に目を通してきた私が、学歴と仕事の気になる関係について産業翻訳の文脈から率直に語ります。

翻訳の実力と学歴

まずは翻訳の実力と学歴についてお話ししたいと思います。

「翻訳者になるために学歴は必要ない」というのは本当です。医者になるためには医学部を卒業する必要があります。多くの大企業でも学歴の要件を課しています。しかし日本では翻訳者になるための要件はありません。誰でも翻訳者を名乗れるし、実際に高卒、中卒で翻訳者として生計を立てている方もいます。

翻訳業界は、基本的には実力主義の世界ですから、どんな大学を出ていても、どんな立派な職歴でも、どんな資格を持っていても、翻訳ができなければ評価されません。特にフリーランス翻訳者には、新卒採用もポテンシャル採用もないのです。

それでは、翻訳者に学歴はまったく関係ないのでしょうか? 翻訳会社は単なる興味本位で学歴を聞いているのでしょうか?

今回の記事では、翻訳者・応募者の学歴や、翻訳会社における学歴の扱いについて取り上げます。

翻訳会社はココを見る

まず率直に言いましょう。

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