解剖学教室での出来事②
大学を6年で卒業し歯科医師免許を取得したあと、前述の通り大学院へ進学した。大学院では解剖学教室に行ったので、解剖のみならず、組織学ということも4年間かけ研究をした。
ひたすら標本を切り暗室に籠る毎日 組織学はまさに細胞をひたすら見るというもので、実験で得た標本を1ヶ月~1ヶ月半かけて樹脂に包埋し作り、重合させ、ダイアモンドナイフで100ミクロンくらいに切り出し、顕微鏡(ときには電子顕微鏡)で観察、アナログのカメラで撮影し、更には暗室にこもりそれを現像するという、当時は全て