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医療の本質

 現在の歯科医療はデジタル化へと舵を切り、みんなこぞってその波に乗ろうとしている。歯科だけでなく、医科もそうだと思う。

 デジタル化はとても便利なもので、今後必要不可欠なものであるのは間違いない。僕自身もそう思っている。

 昭和の人間と思われたらそれまでであるが、真の意味で本質を持った人の技術は、デジタルを超越しているのは間違いない。

 僕は運よく、いわゆる昭和の職人と言われた歯科医師の師匠と関われた。そのような職人はAIを超える絶妙な勘所を知っている。しかし今後、人間依存の職人技だけがよいとは思わず、その技術をコンピューターが再現できる日も来るかもしれないし、その時は確実に来ると思う。いや、来ている。

 医療人として生きていくためにアンテナを張りまくりデジタル医療を提供するのは重要であるが、それだけではコンピューターでも人間でもできるので、そこは最低限クリアして医療人としてアナログ的な本質の技術・心を持った医療が、デジタルの時代だからこそ重要だと思う。


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