つい助けてあげたくなる
自分の調子が悪い時ほど、調子が悪そうな人が気になってしまうのはなんでだろう。
気になっても何かしてあげられる気力もないくせに、何か助けてあげられることはないか?って考えてしまう。
助けてあげられないことはわかってるから見ないようにすると、今度は見ないことにしてることで自分を責めてしまう。だから結局、無理してでも何かしてあげようとする。
でも、カウンセリングの勉強して、「つらそうだから助けてあげないと!」って思うのは本人のためにならないって思った。その人の課題を解決する機会を奪ったらダメだ。
「あの人がつらくなくなりますように」って祈ることしか出来ないときだってある。
それに、つらそうに見えて、ほんとは全然つらくないって人もいる。
うちの両親は、ずっと働いてた。
それは、子供を育てるために無理してるんだと思って申し訳なく思ってたけど、年金もらえるようになってもやっぱりずっと働いてた。
どうやら父も母も、働くのが好きだったらしい。
働いてばかりの両親は可哀想ではなく、むしろ仕事があって幸せだったんだなって思う。わたしが働くのが好きじゃないから他人もそうだと思ってたけど、そうじゃない人もいる。何をつらいかと思うなんて、人によって違うんだし。
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わたしは結婚もしたことがないし子供もいないけど、一人で生きるのはとてもしんどいことだと思う。
経済的にどうとかじゃなくて、なんていうか、「この人のためにがんばる」っていうのがないから、ここぞというときにとても弱い。守るものがないから、がんばらなくても誰も困らない。だからがんばれない。
子供は、親が苦労してるのを見ると「自分のせいでお母さんが苦労してる。可哀想」って思ってしまうかもしれないけど、ほんとはそうじゃない。子供がいるからがんばれるんだと思う。
子供がいなければとっくにあきらめて、もっと可哀想なことになってたかもしれない。自分のためだけにがんばるっていうのは、思ったより虚しいことだから。
親も人間だから愚痴ることもあるだろうけど、だから親のために何かしてあげたくなるんだけど、ただ愚痴りたかっただけってこともある。
HSPの人は、他の人より言葉を重く受け止めてしまうけど、言ってる本人はそんなに深い意味なんてないのがほとんどだ。だから気にしない方がいい。
しんどそうにしてる人のことも、そう考えて「だからあの人はきっと大丈夫!」って思うようにしてるけど、やっぱり心配になってしまう。それでわたしの方が調子悪くなったら元の子もないんだけどさ。
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