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行事は感性を育てるチャンス

クリスマスにしてもバレンタインにしても
こういった行事というのは
親子にとってすばらしい機会なんです

いろんなことを考えたり
家族の対話を深めるきっかけになります
イベントのときってちょっと普段と様子が違ったりするから
そんな家族をお互いに「あれ?」って感じ合ったりもしますね

つまり行事は感性を育てることにすごく有効なんです
そんな時間を何度も積み重ねていくことが大事なんですね

これは日本だけでなく外国でも
たくさんの行事があるわけで
それはお互いを理解しあう機会を
作っていってるのかなとも思うんですよ

そして行事のときは「これは成長のための機会だよ」
なんて形式張ることなく
日常生活の延長で会話を増やせるといいと思います

保育園や幼稚園でも行事ごとの催しがあると思いますから
そこで得たものを子どもたちがお家に持ち帰って
「ママ聞いて聞いて」って教えてくれたりする
流れができるといいですよね

「え〜そうなの!」「教えて!」なんて話しながらも
わからないことが出てきたりするでしょう
そうすればしめたもので
そこから共同作業が始まるんです

図書館でもいいしもちろんインターネットでもいいし
お父さんお母さんも一緒に調べてみたらいいと思います
そしてできるだけ美しいものとか
お互いの感性を刺激し合うようなものを見て
そういう感覚を一緒に体験できれば
実は親子間でお互いへの理解が深まるんですよ

そしてお母さんは「これは面白いね」と言ったとしても
子どもは「そうかな?」と言うとか
それぞれ感じたままを正直に話せるっていうのが
大事なんです

なぜなら同じものを見ているのに
考えが違うっていうことを理解できるからです

自分とお母さんも違うし
お母さんとお父さんも違う

その違いがいいね、面白いねと
お互いに理解できるようになるんです

例えば、バレンタインなら「チョコレート」
にフォーカスして

そのチョコレートがどこで作られたかとか
これはお母さんの思い出のチョコレートなのよとか
お母さんが初めてお父さんにあげたものなのよとか
はたまたどこで作られたチョコレートなのかとか
いくらでも話は広がっていきます

つまりこれっていつも私が言う
「対話」の重要性なんです

対話ってかしこまってやらなくても
こんなふうに日常と地続きなんですよ

人と対話して
違う視点で考えたり
自分の身近なものに照らし合わせて考えたり
自分の意見が変わったりすることってあるでしょう

これってとっても大事なことです

そうやって人は
「じゃあこんなことやってみよう」とか
「こんなことができるんじゃないか」って
自分の考えを深めていけるんですよね

その時に必要なのが
想像すること
傾聴すること
発想すること

なにかの枠にとらわれないで
自由に何を考えてもいいという

そんな対話が
1粒のチョコレートからでも生まれるんです

行事はこんなふうに
それをきっかけに深い対話がすごく生まれやすいんです
話しを広げるだけじゃなくて
深めることもできる

そうすると自分の日頃の考え方だけじゃなく
感情とか自分の夢のことにも全部つながっていきます

そんなふうに
ぜひお家でのコミュニケーションを充実させてください

そんなときこそママの昔話もしてあげてくださいね
失敗談があればそれもぜひ、ね

2023.2.14
下向峰子


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