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子どもにはどんな習い事をさせるべきか?

お子さんがいらっしゃる方なら
何らかの「習い事」を子どもにさせたい
あるいはさせているという方は多いのではないでしょうか

またそんな親御さんご自身も子どもの頃には
何らかの習い事をしていた方も多くいらっしゃると思います

習い事のなかでも「定番」と言える「水泳」と「ピアノ」は
最新のデータでも依然人気のようです

水泳は全身運動だから体力づくりにもなるし
いろんな能力を引き出せるとも言われていますね

一方ピアノは情操教育として有効だし
習い事のなかでもメジャーなので通わせやすいというのもあるでしょう

そのほかにもさまざまなものがあって
はたして我が子には何をさせるのがベストなのか?
悩む親御さんもおられるかもしれませんね

私の場合は9歳からピアノを習わせてもらいました
当時はまだ珍しかったと思います
他にはバレエをちょこっと習っていましたね

ピアノを習ったきっかけは
私がラジオを聞きながら歌っていたのを母が見て
どうやらこの子は音楽が好きなようだから
なにか音楽の習い事を、ということで
ピアノの先生に来ていただくようになりました

ピアノとバレエ、結果的に
ピアノは自らが人に教えるようになるほど、どんどん積極的に追求していきましたが
バレエはあまり続かなかったんです
体が硬かったからかな(苦笑)

それぞれの背景を後から考えると
ピアノは私が好きそうだという片鱗が見えていた
一方バレエは母の憧れだったようです

バレエは母自身が習いたくても習えなかったそうなんです
だからといって私はバレエが嫌いだったわけでもないし
やめるときに母と諍いをしたわけでもないんですよ

こんなふうに、習い事を選ぶときというのは
子どもは小さいですから自らの意思をはっきり言葉にはできませんよね
だからこそ、その子の行動から興味を探ることもあれば
親の「憧れ」を子どもに投影してしまうことはよくあることだと思います
他にも「お友達がみんなやっているから」という理由なんかもあるでしょう

また、親だけじゃなくて周りの人が気づいてくれることもあります
うちの娘なんかはそうでした
バレエ教室を窓越しにずーーっとかじりついて見ている
だからバレエをさせてあげたほうがいいと
お友達やそのお母さんが教えてくれたんです
私はそれに気づけなかったから
よくぞおっしゃってくださったと思いました

でも親御さんは気負ってしまって
「この子にとってベストなものをさせなければ」と悩まれると思いますが
子どもの好みや才能なんてすぐにわかるわけではないでしょうから
「とりあえずなにかやってみる」で全然いいと思います
子どもが嫌だといわなければ
いろんな習い事をあっちこっち渡り歩いたっていい

大事なのはいろんな経験をして「出会い」を増やすことなんですよね
ちょっとやってみたけど思ってたのと違ったわ、
っていうことは全然あっていい

そういう意味では「学校」は
子どもの好きなものを発見する場所という意味合いもあるんですよね
いろんな教科があって、芸術やスポーツ、最近だとダンスもあったり
だから学校では子どものよりよい成長のために

知識を身につけるもの
経験値を増やしていくもの
感性を豊かにするもの

これらが取り入れられているわけです

でもだからって学校だけ行っていれば充分と思う親御さんは少ないでしょう
子どものためを思えばこそ習い事をさせたいわけですよね

とはいえ絶対何か習わせなければいけないということでもないし
逆に何もさせなくていいということでもないでしょう

でも周りがみんなやっているからとか
自分が憧れていたからとか
やるからには絶対やめるな!というような
「おしつけ」だけはしないでほしいと思うんです

だからこそ重要なのは子どもとの対話
日頃の対話のなかでその子の興味や好みを見つけていくというのは重要です

「子どもに聞いてもわからない!」と思われるかもしれません
でも、人って考えはどんどん変わりますよね
眠かったからとりあえず「うん」って言っただけとかもあるでしょうし
「これやる?」って聞いても「ううん」で終わっちゃうかもしれない
それはそれでいいんです
親は基本的には子どもに翻弄されるものだから

やってみないとわからないですし
ちょっとかじっただけでやめちゃっても
それが「間違い」っていうことは絶対ない
見方を変えれば学校の授業だって
ちょっとかじっただけで終わっちゃったりしてるでしょう?
でも後になって役に立つ知識っていっぱいあるし
その経験が生きてくるということもある

楽しみましょう!!!

何より、習い事をしたりさせたりできるのってとっても幸せなこと
いろんな経験を通じて自分の好みや才能を発見できるから
大切にしたらいいと思います

2021.5.31
下向峰子

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