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藁蛇

先日はさる神社の禰宜さんに兼務社の藁蛇を紹介していただきました😄
やっぱり蛇の神社で奉仕していますから、蛇に関する神事には大いに興味があります!

藁蛇とは藁でつくった蛇です(そのままやん)
しめ縄のロングバージョンたいな・・・?
地方によっては目があったり耳があったり、色々特色があって面白いです。
意味合いも地域によって異なり、五穀豊穣や水害のないように等様々です。
さて今回紹介いただいた兼務

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着崩れはなぜおこるか

着崩れはなぜおこるか

私が着物を着始めて今年で8年目くらいかな🤔❓お陰で色んな方に声をかけて頂くことが多くなりましたが、悩みとして多いのが着崩れです。
私は着物の着崩れの原因は歩き方にあると思います。

先日「身ぶりとしぐさの人類学/野村雅一著(中公新書)」を読んだところ、日本人の歩き方について書かれていました。
今、私達の普段の歩き方は足と手が反対の動作をします。これは西洋式の歩き方で、元々日本人は「ナンバ式」とい

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共同婚

共同婚

今の日本の婚姻制度は一夫一妻制ですが、古代は共同婚(=団体婚)でした。
天皇家や武家は一夫多妻が多い印象なので、明治時代半ばまでは共同婚の名残が各地で残っていたのが興味深いです。
民間では、未婚女子や寡婦に対しては神の名のもとに、あるいは日を決めて性の解放が行われていたというのです。

たとえば、大分県のある集落では8月15日の夜は14歳以上の女子は男子に許さなければならない決まりだったり、鎮守神

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西洋からみた日本の詩

西洋からみた日本の詩

日本語の表現の広さは、英語と比較するとよくわかります。
俳句を英語に翻訳したものをいくつか例に挙げてみます。

古池や蛙飛び込む水の音
A lonely pond in age-old stillness sleeps,
Apart, unstirred by sound or motion,
Till suddenly into it a little flog leaps.
(なんの響きにも動

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焼身供養

焼身供養

以前、ネットで衝撃的な写真を見ました。お坊さんが自殺してる・・・!?と思ったら、これは焼身供養と言う命を惜しんだ捨身の求道だそうです。
今から57年前のことになります。この方はベトナムのティック・クアン・ドックという老僧で、日本で言うと身延山とか増上寺くらいの立派なお寺の法主です。
当時の南ベトナムはゴ・ディン・ジエム政権が仏教徒に対して高圧的な政策を行っていました。
ティック・クアン・ドック老僧

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