峯上 裕樹

2022年始動和歌山県田辺市・みなべ町からJリーグを目指す[南紀オレンジサンライズFC…

峯上 裕樹

2022年始動和歌山県田辺市・みなべ町からJリーグを目指す[南紀オレンジサンライズFC]監督兼強化部長/アマチュアサッカー選手マネジメント/大阪の4種街クラブFC CANVASコーチ/Sol GK School運営・コーチ/JAPANサッカーカレッジ卒

最近の記事

和歌山県の社会人サッカーを見に行った話

先日初めて和歌山県社会人サッカーのゲームを観に行った。来季からチームを率いる身として本来ならもっと早くに観に行く必要があったのだが、如何せんコロナウイルスの影響がありなかなか時間がかかってしまった。(和歌山県はコロナウイルスのワクチン摂取率が日本で一番高い等、感染防止対策に力を入れている県でもある。) 今回訪れたゲームは下記の3ゲーム。 ・KSL 1部 アルテリーヴォ和歌山 vs ポルベニル飛鳥 ・クラブ選手権和歌山県予選 CLASSICS vs 岩出FCアズール ・ク

    • 4種チームでの実体験 良いチームと強いチーム

      指導者をしている中でこのテーマについて一度は考えたことがある人は多いと思う。難しく考えてしまうのは一方的な見方として[良いチーム=強いチーム]では無いからだ。 ※結果を常に求められるプロチームにとって究極的に[良いチーム=強いチーム]ではあるのだが、ここでは[良いチーム=サッカーの中身が狙いとともに伴っているチーム]という解釈で話を進めたい。 これはプロであろうが育成年代であろうが少なくともサッカーである以上は基本的には変わらず、このテーマについて考えることが出来るだろ

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      • ポジショナルフットボール実戦論

        来季より監督を務める身として。 現在育成年代に関わる指導者として。 指導者とは常に学びの連続であり、学びを辞める時は指導者を辞める時であると本気で思っている。つまり人生は学びであり、そこからのアウトプットこそ重要だ。 本気で学びたいと思った時、本を読むようにしている。 ネットニュースはともかく、SNSなどの記事やコラムを信用していないわけではなく、その辺りも普通に見るがやはり[本]というものは強い。なぜならシンプルに情報量が圧倒的に違うからだ。いずれ今読んでいる本が過

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        • らしさっていったい、何?

          先日このような記事が出た。 そしてこの記事が出たと同時に色んな人たちがこの出来事に対して見解を述べていた。その大半が「スポーツ選手として望ましくない。」「プロとして恥ずかしい。」「子供たちもみているのに。」という意見であるし、実際にラケットを提供しているYONEXも公式に見解を表明している。 僕はこの流れを見た時に「極めて日本的だなぁ。」と感じ、同時に少し違和感を感じた。 いや、明確に違和感を感じた。 違和感の正体前提として話をしておく。 僕はこのラケットを破壊する

        和歌山県の社会人サッカーを見に行った話

          選手強化の現在地#1

          来季より和歌山県田辺市及びみなべ町を本拠地として活動していく[南紀オレンジサンライズFC]の監督と強化部長を担っている。 完全新規チームのため0から選手を獲得していく必要があり、残り20数名の選手を獲得しなければならない。 少なくとも来年の1月までにはこのミッションをコンプリートしなければならないのだが、それは簡単な話ではない。あと8ヶ月ほど。 今後このnoteでは[選手強化の現在地]として不定期ではあるが書いていこうと思う。もちろんここに全てを記すわけではないが、こう

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          選手強化の現在地#1

          クラブマネージャーと初めて会った話

          4月下旬。場所は大阪市内のスターバックス。時間は夕方6時頃。 私はこの日、来季始動する南紀オレンジサンライズFCにてトップチームマネージャー及びチーム審判担当に就任する東原と初めて会うことになった。 彼のツイッターはこちら。 緊急事態宣言が発令される前ではあり、お互い大阪府内に住んでいる事もありこのタイミングで会うことにした。 来季チームスタッフとして入って頂ける方々は他にもいらっしゃるが、如何せんこの情勢。大阪府に全員いるわけでもないので会うことは簡単ではないが、会

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          クラブマネージャーと初めて会った話

          私が活動している4種のクラブチームの話

          4種→社会人へのスライドを見据えて現在大阪市内に住んでいます。 そんな私は大阪府交野市(かたのし)・枚方市にて活動しているFC CANVASという4種(小学生)のクラブチームにて指導者をさせて頂いています。 現在新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出ている中、活動自粛中という難しい状況ではありますが、現在チーム活動が止まっているこの期間に少し活動の中で思ったことや気づいたことを書いていこうかなと思います。 そしてそれはきっと来季から活動予定となる南紀オレンジサンライ

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          私が活動している4種のクラブチームの話

          スタジアムの重要性

          練習場南紀オレンジサンライズFCでは複数の練習場を拠点とし活動する予定だ。 公式twitterでも告知をさせて頂いたが、創設すぐの県リーグ3部クラブとしては、ここまで使用できるグラウンド候補地があること自体物凄く貴重なことだ。 特に栃木ウーヴァFC(現栃木シティフットボールクラブ)にて主務を務めていた私は当時JFLや関東サッカーリーグに所属している身としても、グラウンド確保に奔走していた。数ある業務の中でも最も重要なタスクと言って大袈裟ではない。プロサッカークラブであって

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          スタジアムの重要性

          BTSに感じること

          たまにはサッカーや仕事とは関係ないような事を書いていこうと思います。 興味のある方だけ見てください。 ※そんなに意味のないnoteだと思います。 妹とBTSシンプルにBTSって凄いなと感じることが2021年に入ってから増えました。 名前くらいは聞いたことのある人も多いですよね。 一回くらいはDynamiteなど聞いたことがあるかなと思います。 一応YouTubeのリンクを貼っておきますね。 ちなみに最近特にハマっている曲はこの2曲です。クソにわかでファンとも言い

          BTSに感じること

          新加入選手発表のリリースを経て

          クラブ最初の選手先日クラブよりリリースが出されました。 クラブにとって歴史的なリリースになりました。 一人目の選手の加入が決まりました。決して2022シーズン最初の選手のリリースではなく(そうではあるが)、クラブにとって1番目の選手です。 強化部長を兼任している私としては理想的な選手を獲得できました。 彼はプロ経験があるわけでもなければ、すごく輝かしいキャリアがあるとは言い切れないかもしれません。 今回はその彼について書いていこうと思います。 獲得条件彼と初めて会

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          ストックホルム症候群と指導者

          先日からSNSにて高校野球の監督さんの記事が出て、大きな話題になっている。 個人的には基本的にサッカーの世界にいる時間が長いので、野球の育成についての現状や環境などは知らないが、同じ指導者(もはや指導者と呼びたくもないし同じ括りにされたくはないが)として無視できない話だった。そしてサッカーの指導者としてもあのレベルでは無いにしても、精神的にも追い込んでいる指導者や大人たちの存在(一応言及するがこの大人たちには保護者も含まれるケースがある)がいることは知っているし、見てきた方

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          クラブアイデンティティについてポイントを解説します Vol,3

          Value過去2回に渡って[南紀オレンジサンライズFCのクラブアイデンティティ]についてお話をしてきました。 まだ読んでないよー!という方は是非ご一読いただければと思います。 ※恐らくマガジン購読の方がお得になっております。 【南紀オレンジサンライズFCが地域の皆様に与えるValue(価値)】 ①農業の後継者問題や少子高齢化といった地域課題の解決に向けて、まずは我々から率先して地域に溶け込み、そして地域の皆様と共に取り組みます。 ②観光客の増加や地元企業の発展に積極的に

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          Sol GK Schoolを立ち上げたお話

          はじまり2020年7月中旬 僕は突然彼に電話をかけた。 「GKのスクールやらへん??」 この一言から全てが始まったといえば大袈裟だが、一応その通りだ。 電話をかけた先は現在F.C.大阪に所属しているプロサッカー選手である田中大貴である。彼との関係性を少し書いておくと2018年〜2019年にかけて栃木シティFCで出会い、彼が選手で僕が主務という関係だった。同級生で誕生日も6日違い、香川出身なのにやたらと関西弁を話す。栃木ではかなり一緒の時間を過ごしたと言っていい。そして

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          クラブアイデンティティについてポイントを解説します Vol,2

          前回の記事でクラブアイデンティティの個人的なポイントの解説記事をあげています。 お時間ありましたら是非そちらを読んでいただいてから、こちらをお願い致します。 我々のValueさて2回目となる今回はクラブアイデンティティの[中身]についてお話をしていきます。物事はなんでもそうですが結局のところ、中身が伴っていないとメッキはすぐに剥がれ見透かされてしまいます。個人であればそれはその後の自己成長に繋げれば別に良いと思うのですが、組織全体や組織自体がそれだとシンプルにダサくなり、

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          10年が過ぎて、思うこと。

          東日本大震災2021年3月11日。 東日本大震災から10年が経ちました。 10年前のこの日、僕は中学3年生で卒業式の当日でした。4月からの新たな高校生活に想いを馳せながら地元の友達の大勢との学生最後の思い出を作っていました。お昼前に家に帰り昼食を取ってリビングのソファーで仮眠を取っていました。ふと目が覚めてテレビをつけるとNHKの国会中継が映っていました。しかしその中に映っていたのは議員さんたちが慌てふためいている光景でした。時刻は14時47分。チャンネルを変えるとこの世

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          クラブアイデンティティについてポイントを解説します Vol,1

          立ち返る場所2月21日にクラブからリリースが発表されました。 クラブの目的や関わる人間の行動指標など、全ての原点とも言えるクラブアイデンティティが完成しました。以前の記事でもお話した通り僕自身はこの[原点]を極めて重要視していて、チームビルドにも大きく関わると考えています。このマイホームのような場所は基本的にクラブが続いていく限り永続的に変わらない指標となります。 これといったお話はできないかも知れませんが、このクラブアイデンティティを少し噛み砕き、僕がどのようなイメージ

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