ミネフキノ

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    風花さんとフキノのプロセスエコノミーを綴っていきます。

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心に響く文章の作り方

はじめに文章を書くということは、ただ文字を並べるだけではありませんよね。 読んだ人の心に残るような文章を書くことが、目標、といってもいいのかもしれません。 しかし、「心に響く文章」とは一体どのようにして書けばよいのでしょうか?私もまだまだ模索中ですが、「心に響く文章の作り方」について掘り下げていこうと思います。 1. 読者との共感を意識する まず大切なのは、読者との共感を意識することかな、と思います。 自分の経験や感じたことを素直に書くことで、読者は「あ、これわかる!」

    • 小さなオルゴール#青ブラ文学部

      離婚を経て、私は実家に戻ってきた。 心身ともに疲れ果て、自分を見失っていた私を母は優しく迎え入れてくれたが、私は前を向けずにいた。 ある日、母に頼まれて部屋の整理をしていると、私は子供の頃に母からもらった赤いハート型のオルゴールを見つけた。そのオルゴールは、母の愛情の象徴だった。優しいメロディーを奏でるそれを手に取った瞬間、私の心に温かな記憶が蘇る。 思春期の頃、私は母とよくケンカをした。 私は怒りに任せてそのオルゴールを捨ててしまったはずだった。 オルゴールに自分の姿が

      • つれづれなるままに

        私は「書くこと」に魅了された1人です。 ある日、私は風花さんという才能と魅力にあふれるデザイナーさんと出会いました。彼女は、クライアントの本質を見抜き、その人だけのためのデザインを生み出す力を持っています。 風花さんはコミュニケーション力と傾聴力が高く、さらに戦略性も持っていて、私とはまるで正反対。 だけど、彼女と話していると共感しあえることばかりで未来へのビジョンがどんどん浮かんできます。 正反対な2人なのに、共感しあえるなんて不思議ですよね。 話していく中で、私たちは

        • 流砂

          伝えたくても伝えられない 言葉にするのは難しい 言いたいことが全て消えてしまう 心の中で叫んでいるのに 時間だけが過ぎていく 掌の砂のように想いと感情が零れ落ち 言葉になれなかった欠片は また心の奥底に沈んでいく

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        心に響く文章の作り方

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          風の導き手#青ブラ文学部

          人生の岐路に立つとき 一陣の風が現れる  新しい道を示唆するように 風は語りかける 『怯えることはない』と 『君の可能性は無限大だ』と 迷いの中で立ち尽くすとき 一陣の風が吹き抜ける 澱んだ心を洗い流し 前を向く勇気をくれる 風は寄り添う 『一人じゃない』と 『君の味方でいる』と 喜びの瞬間には 一陣の風が舞い踊る 笑顔に花を添え 幸福な時間を祝福する 風は囁く 『今を大切にしよう』と 『喜びを胸に、前へ進もう』と 悲しみに暮れる夜には 一陣の風が優しく包み込む

          風の導き手#青ブラ文学部

          『突き放す言い方』で読み手に考えさせる文章の書き方

          はじめに私の投稿にコメントをくださる方々、いつもありがとうございます! 先日頂いたコメントに新たな気付きをいただけました。 その気づきとは、『歯に衣着せぬ言葉』を使うのも、伝える手段としてとても有効になるというものです。 今回は、あえて『突き放す』言葉を使って読者に考えさせる文章の書き方について書いてみました。 断定を避ける読み手に考えさせるためには、断定的な物言いを避けることが大切ではないでしょうか?『〜するべきだ』『〜に違いない』など、書き手の意見を押し付けるような表

          『突き放す言い方』で読み手に考えさせる文章の書き方

          300文字のラブレター#参加企画

          君へ 毎日、君の笑顔を見るたびに、僕の気持ちは少しずつ大きくなっていく。だけど、それを君に伝える勇気が僕にはない。君と僕、同じ空間で笑い合っても、心の中はまるで別の世界にいるみたい。君に話しかけるたびに、言葉がうまく出てこない。この恋が叶うことはないんだろうな、と思うと、心がずっと重いんだ。でも、君が幸せならそれでいい。僕のこの想いを君に伝えることはないだろうけど、いつか君がこの手紙を見つけてくれたら嬉しいな。そっと、君を想う気持ちをこめて。 こちらの企画に参加させていた

          300文字のラブレター#参加企画

          4月からは自己開示してみる

          はじめに私は、人と話すことがあまり得意ではありません。 文章のやり取りの方が、スムーズに話せます。 でも、最近『自己開示』をすることで以前よりもコミュニケーションを取れるようになってきたと感じる(自分比)ので、『自己開示』について、振り返りを兼ねて、私の考えを書いてみたいと思います。 自己開示ってどんなもの?『自己開示』というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、『自分のことを相手に伝えること』だと思います。 例えば、『実は私、子供の頃、犬が怖くて・・・』とか

          4月からは自己開示してみる

          曇天

          曇り空が広がっている 目覚めは静かで、世界はまだ眠っているかのよう   太陽は隠れたまま、薄暗い だけど心は知っている、この一日が持つ無限の可能性を   雲の向こうには、いつもの輝きが待っている 足元の道は、湿った空気で濡れている   それでも一歩一歩踏み出せば、 世界は私を受け入れてくれる どんなに曇った朝でも、 歩き続ける勇気があれば 雲が厚くても、光はそこにある   見えないかもしれないけれど、感じることができる   光は、いつも見えないとこにある

          夜の帳

          夜の帳が下り、世界を覆う   星が瞬く、静寂の中で   月の光が街の灯りを超え   暗闇を照らし出す 木々が揺れ動き、夜の調べになる 時間はゆっくりと止まり 思い出が心を渡り歩く   過去と未来が、一瞬で交錯する 夜の帳は、希望と憂鬱を隠し持つ   見えない明日への、不安と期待   けれども星が導く、夜の旅路   終わりと始まりの、静かな約束 夜が明けると、帳は静かに上がり   新しい日が、また始まる  

          手のひらの恋#青ブラ文学部

          それは、儚く脆いものだった。 まるで砂のように、いくら握りしめようとしても、指の隙間から零れ落ちていった。 春の生ぬるい雨が、肌にべっとりとはりつく。 雨はますます激しさを増している。 その雨を見つめながら、ただ空を見上げた。 ふと、自分の手のひらを見つめる。そこには、もう何もない。 ただの空虚な空間。 雨は、まだ止む気配がない。

          手のひらの恋#青ブラ文学部

          仮説の力~思考を深め、世界を探求する~

          日々の生活の中で、ふと疑問に思うことはありませんか? 「なぜこんなことが起こるんだろう?」 「もしかしたら、こうではないかな?」と。 私はよくあります。 いろんなことに疑問を持つことは、小さい頃からの癖で、読書が好きな理由の一つとして、『いろんなことを知りたいから』というのもあるかもしれません。 疑問を持つことは、きっと私たちが積極的に物事を理解しようとしている証拠だと思います。受け身ではなく、能動的に世界と関わっていこうとしているのではないでしょうか。 そして、疑問を持

          仮説の力~思考を深め、世界を探求する~

          一歩を踏み出す勇気

          春分の日は万物が新たに始まる特別な日のようです。 冬の寒さから解放され、自然が目覚める春。そこには、新しい始まりへの喜びと期待が満ちているように感じる方も多いのではないでしょうか? 私は、この時期になると、こちらの詩を思い出します。 千里鶯啼緑映紅 千里鶯啼いて緑紅に映ず 水村山郭酒旗風 水村山郭酒旗の風 南朝四百八十寺 南朝四百八十寺(なんちょう しひゃくはっしんじ) 多少楼台煙雨中 多少の楼台煙雨の中 唐の詩人『杜牧』の『江南春(江南の春)』です。 千里に渡り鶯が

          一歩を踏み出す勇気

          浄化の代償#青ブラ文学部

          私が初めてこの村を訪れたのは、民俗学者としてのフィールドワークのためだ。この村は、外部との接触が少ない、平和で伝統的な村として知られている。村人たちは私を暖かく迎え入れ、古くからの風習について語ってくれた。 しかし、滞在が長くなるにつれ、私は違和感を覚えはじめた。 村人たちの笑顔の裏に潜む、何か暗い影のようなものを感じたのだ。そして、村の長老から聞いた一つの儀式についての話は、私の疑念を確信に変えた。 長老曰く、この村では数十年に一度、『浄化の儀』と呼ばれる秘儀が行われる

          浄化の代償#青ブラ文学部

          心を守るための、言葉との向き合い方

          はじめに 先日、DMで『youtubeを運営していて、コメントに傷つきませんか?』というご質問をいただきました。 すごく丁寧に質問してくださって、『優しい方なんだろうな』と勝手に想像しながら答えさせていただきました。 SNSを利用していると、心に傷を与えるような言葉を目にすることってありますよね。匿名性の高いSNS上では、心ない言葉が飛び交うこともあり、そんな時、優しい心を持つ人ほど、深く傷ついてしまうかもしれません。 ですので、自分の心を守る方法を知っておくことが大切

          心を守るための、言葉との向き合い方

          『親しみやすさ』『柔らかさのある』文章の書き方

          はじめに 仕事柄、文章を書くときに『視聴者に親しみを持たれる文章を書いて』と言われることがあります。 これが、なかなか難しいんですよね・・・ そんな時に、私が意識しているちょっとしたコツがあるので、良ければ参考にしてください! 読者に寄り添う語尾や言い回しを使う まず大切なのは、語尾や言い回しです。 例えば、「〜ですよね」「〜かな」「〜だと思います」などの語尾を使うと、まるで読者と対面で話しているような、やわらかい印象を与えることができるんじゃないかと私は考えています

          『親しみやすさ』『柔らかさのある』文章の書き方