【介護】疎開先のご飯がおいしかった話
【介護】疎開先のご飯がおいしかった話
以前、疎開先のメシがマズかった話で、マダムたちが盛り上がっていた……と書きました。本日、別の入居者様と話したところ、
「私のところはご飯が美味しかった」
との仰せになるではありませんか。
県名は伏せますが、疎開先がお寺だったので、白米も食べられたし、
近所の農家さんが小さいさつまいもなんかを持ってきて、それを冬まで保存しておくんだそうです。
冬になると近所の料理上手なおばちゃんが来て。米と保存しておいたさつまいものクズいもを、炊き込みごはんにしてくれたそうです。雪深いところだったので、白米と甘いさつまいもの組み合わせは、冬のご馳走だったそうです。
「雪しかなかったから、近所の人がスキーを作って教えてくれた」
そのおかげで、おとなになってからドイツで、スキーを楽しんだそうです。
戦争の話というと、駅のホームで餓死した子供のイメージなんですけど(火垂るの墓)、彼女は
「親が寺の人と知り合いだったんだから、結局生き残れるのは運」
確かに。
寺とご縁がなかったら、別の疎開先でいじめられて死んでいたかもしれません。
それもある意味、仏縁なのかなあと思いました。
またお参りに行こう。
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