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Week 3-1 感情の探求

まず、

「人生の最も良い時、反対に困難な時の様子を振り返ってみてください」

振り返ってみた時、そこには必ず感情が存在するはずです。

感情経験には深い意味があります。自分自身を「感情的な」人間ではないと思っていたとしても、喜びや悲しみ、愛や怒り、安心と不安などの人生のドラマは等しく胸を打つものです。
 
例えば人生にこうあって欲しいというような望みを抱く時、ある特定の感情を感じることをゴールとして捉えているといえます。

私たちが何かを望む時、言い換えると、ある特定の「感じかた」を望んでいるのです。

このように、感情というものは、人生の本質であるとも言えるのではないでしょうか。

しかし、ある特定の「感じかた」に偏っては、自分を見失うことになってします。

これからのプラクティスでは、経験する感情に対して「明晰さ」と「平静さ」をもって関わることができるようになるでしょう。

数週間、数ヶ月、数年と経ていく中で、感情に気づき、マインドフルに対応できたという小さな成功を積み重ねていくうちに、この小さな成功の蓄積が自信となり、人生に対してオープンに向き合うことができるようになるのです。

マインドフルネスは私たちの内側に安全な世界を築きます。そして、人生がより開かれるのです。
 
そして次第に、マインドフルネスは生じる経験にも変化をもたらします。

人生に何か欠けているというような感覚は薄れていき、

いたわり、親切、思いやりを多く経験するようになり、怒り、心配などが減少します。

これらは、長期的に見た時のプラクティスの産物ですが、今大切なことは、今現在、価値判断せずに、ありのままを捉えることです。

さあ、プラクティスをはじめましょう。


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