Week 2-5 メタ認知
「メタ」とは「高次の」という意味です。
「認知」とは、知覚、記憶、学習、言語、思考などを指します。
つまり、「メタ認知」とは、より高い視点から物事を認識するということです。
メタ認知のイメージとして、
自分に頭の中で働く「もう一人の自分」
「もう一人の自分」が、自分を上から見ている
と言われます。
マインドフルネスで、今の「気づき」を得ることは、「認知」することでもあります。
より高い次元から、自分の内面や自分を取り巻く状況を「認知」することが出来るようになるのです。
マインドフルネスの実践は、「メタ認知」の力を身につけ、最適な行動選択を行うスキルを身につけているのです。
もう一つ、「メタ認知による学び」の話をします。
学校で課題を渡されたら、生徒たちは最大の能力を発揮して課題を仕上げることでしょう。
多くの場合、マインドフルネスに対しても、皆、同じアプローチを取ってしまうのが普通です。
自分の出し得る能力を発揮して、良い成績を取る。。
マインドフルネスに対しても、人より多くを学び、より上のスキルを身につけようと、力を注ぐことでしょう。。
これは、自然な反応で、本能的な心の動きです。
しかし、このように努力することは大切ですが、このアプローチには何か大切なものが欠けています。
マインドフルネスにおいては、
「マインドフルネスを学ぶ」ことと同時に、
「マインドフルネス自体に対して、どうアプローチするか?」
ということを学ぼうとしなければなりません。
これは、より高次なメタ認知が必要になるかもしれません。
これを「メタ認知による学び」といいます。
私たちがどう学んでいるかということから学ぶということです。
このコースを学ぶという経験や、「気づき」と出会うという経験全てに対してオープンになってみるのです。
それらの経験に対してオープンになることを学びから学ぶといいます。
このコースを通じて、このことに気付いた時、本当の意味で、私たちが人生で経験している様々なことから、多くの気づきを得られることでしょう。
マインドフルネスをどう考えるかというとき、それをテクニックやスキルととらえることもできます。
しかし、「自分の人生とどう付き合うか」の姿勢であると言った人がいます。このことに気づく日がきっと来るはずです。
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