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Week 4-6 自分をあたたかく見つめる(セルフコンパッション)

優しさや、思いやりを自分自身に向けて自分自身をあたたかく受け入れていくことをセルフコンパッション(自分への思いやり)といいます。

コンパッション(慈しみ、思いやり)の気持ちを「自分に向ける」セルフコンパッションという行いは、人によっては、実は、初めての経験で、新鮮さや、違和感を感じることがあるかもしれません。

セルフコンパッションは、限界や失意、困難に直面した時に、自分に対して優しさや労りに基づいた対応をする能力のことをいいます。

私たちは「○○でなければならない、○○すべきだ」という考えが強く、自分に厳しくしてしまいがちではないでしょうか。
 
また、自尊心に基づいて自分自身を高く評価し続けたりしています。

自尊心は結果に基づくものなので、人生の経験に左右されます。

また、外的な要因によって支えられていなくてはならない心理状態をいいます。

一方、セルフコンパッションは、周囲と対比しての自己評価でなく、あくまで今の自分に気づき、自分との関係性のうえに成り立つものです。
 
以下はセルフコンパッションの概念図です。

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マインドフルネスのプラクティスを行なっていくと、困難を経験するときに、その経験と、どのように関わっていったら良いのか、また、どのように自分に気持ちを向けて行けば良いか、と考えるようになるでしょう。

これは、多くの人にとって、はじめての経験です。

[プラクティスオーディオ] セルフコンパッション(約9分)


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<参照>
Neff, K. D. (2009). The role of self-compassion in development: A healthier way to relate to oneself. Human development, 52, 211-214. [Article]


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