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捉え方で目の前の世界が変わる

知人が「ボーナスが考えていたより少なかった。会社に裏切られた感じ」と言っていました。

「裏切られた」という言葉に違和感を覚えたので、よく話を聞くことにしました。

すると「ボーナスはこれくらい貰える」という妄想に囚われていたことがはっきりわかりました。本人も納得。

言葉の使い方が間違っていたのです。

根拠のない自分の妄想と違う結果に対して「裏切られた」と言う言葉は不適切です。

「裏切られた」という言葉を使うことで、妄想が膨らみ余計な怒りが生じることになります。つまり現実を歪めて認識しているのです。もちろん本人は無意識でそれをやっています。


隣に住んでいる人と、エレベーターを待つタイミングが同じになるとその人は階段で降りていきます。

この時「避けられている」と考えるか、「気を使ってくれている」と考えるかでその人に対する印象がかなり違います。捉え方です。

多くの人は、わざわざ嫌な捉え方をして妄想を作り出します。これが悩みや問題の原因となっていることがほとんどです。

妄想を解消するためには、妄想している自分に気づき、事実と妄想を区別することです。そのために自分を観る。

何か事象が起きた時に自分は「どんな捉え方をしているのか?」「どんな言葉やイメージが浮かぶのか?」「それに囚われていないか?」に気づく。客観的に観る。

プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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