捉え方で目の前の世界が変わる
知人が「ボーナスが考えていたより少なかった。会社に裏切られた感じ」と言っていました。
「裏切られた」という言葉に違和感を覚えたので、よく話を聞くことにしました。
すると「ボーナスはこれくらい貰える」という妄想に囚われていたことがはっきりわかりました。本人も納得。
言葉の使い方が間違っていたのです。
根拠のない自分の妄想と違う結果に対して「裏切られた」と言う言葉は不適切です。
「裏切られた」という言葉を使うことで、妄想が膨らみ余計な怒りが生じることになります。つまり現実を歪めて認識しているのです。もちろん本人は無意識でそれをやっています。
隣に住んでいる人と、エレベーターを待つタイミングが同じになるとその人は階段で降りていきます。
この時「避けられている」と考えるか、「気を使ってくれている」と考えるかでその人に対する印象がかなり違います。捉え方です。
多くの人は、わざわざ嫌な捉え方をして妄想を作り出します。これが悩みや問題の原因となっていることがほとんどです。
妄想を解消するためには、妄想している自分に気づき、事実と妄想を区別することです。そのために自分を観る。
何か事象が起きた時に自分は「どんな捉え方をしているのか?」「どんな言葉やイメージが浮かぶのか?」「それに囚われていないか?」に気づく。客観的に観る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?