オフィスに突然巨大オブジェが登場!? 制作した新入社員に突撃インタビュー!
ある日会社に行くと、エントランスにとても大きなオブジェクトが!
話を聞くと、これは今年の新入社員研修での制作物とのこと。新しくマインドフリーに入社したメンバーが弊社のいまの事業や未来について考え制作したもののようですが…?
そんな今回は実際にこのオブジェクトを作ったUくんに突撃し、制作の経緯や想いについて尋ねてみました♪
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お疲れさまです!入社してあっという間に数か月が経ちましたね。マインドフリーにはもう慣れましたか?
早速ですが今回のオブジェクトについて、制作の経緯を教えて欲しいです!
お疲れさまです!
これは新入社員研修の中で行った「自社調査」という課題をきっかけに生まれたオブジェクトです。
「自社調査」とは 先輩社員の方々にお話を伺ったり過去の社内資料を見たりして会社の軌跡について理解を深めるという研修なのですが……ただ歴史を知るだけでなく、最終的にはその知識を元に『マインドフリーとはこういう会社だ』、というのを自分なりの表現でアウトプットすることが求められました。
なるほど。インプットとアウトプットの両方が必要な研修だったということですね。“自分なりの表現”という部分にその人の個性や価値観が出て面白そうです。
Uくんはどんなテーマで表現しようと思ったんですか?
僕は「マインドフリーを空間として捉える」表現にしようと思いました。
僕は大学で空間デザイン学科に所属しており、建築や空間の意匠設計を学んできました。そこで今まで学んできた「空間的な視点」でマインドフリーの歴史や未来を表現したいと思い、マインドフリーを一つの構造物として表現することとしました。
みなさんが毎日見かける建物を思い浮かべてみてください。建物には「柱」「梁」「床」「天井」などがあり、これらが連続し各々の部材が支えあうことで一つの「建築」として成り立っています。マインドフリーには、企業理念である「0+α」という大きな「柱」があります。各部署での事業は「床」として存在し、社員の皆は「柱」「梁」となりそれぞれがそれぞれを支えあっています。
そのように、「支えあって成り立つ」という観点で見たときに、建築もマインドフリーも同じなのではないかと思ったんです。
とても面白い発想!確かにいろんなパーツが支え合ってより大きな価値を持つ別の何かになる…という点で建築も会社も似ているかも。
そうなんです。
あと、構造物の表現にはマインドフリーだけではなく、世の中全体の動き、特にコロナの現状も取り入れました。
僕が入社したタイミングは緊急事態宣言が発表されたタイミングと同じだったので、入社してすぐにリモートワークになって。大きく変化した「生活」や「働き方」を通して、コロナの影響の大きさを自分自身も体感しました。具体的には、世の中のあらゆる軸がより密接になったと感じたんです。
デジタル技術の普及によるリモートワークの浸透や、SNSでの世の中の情報発信・認知など、「災害」と「会社」と「生活」とが今まで以上に密接に関係しあう事となり、これらはマインドフリーの未来を考える上で切り離すことができない要素だと考えたので、「会社」「災害」「働き方」「デジタル+生活」の四つの軸も「構造物」として表現しています。
この自社調査を通して、今まで学んできた「空間的な視点」で、マインドフリーの歴史や未来が一目でわかるオブジェクトを制作したいと思いました。
ありがとうございます。企画図の作り込みもすごいですね。
さらに詳しくこのオブジェクトについて教えてもらってもいいですか?
はい。
前述した通りマインドフリーの歴史や未来を空間的なオブジェクト、構造物として表現しているのですが、無形物である「歴史・未来」を有形物である「模型・オブジェクト」で表すことで、「一目でマインドフリーを理解出来る」ことを目的としています。
制作したオブジェクトの中央の赤い柱は、設立当初からの企業理念である「0+α」を表しています。マインドフリーの主構造となり、過去、現在、未来をつなぐ柱かつエレベーターホールのような存在です。企業理念を通して過去、現在、未来を往来できると考えています。
下部に積層しているのは過去を表す床スラブ(建築において、床構造をつくり、面に垂直な荷重を支える板のこと)で、2020年現在は過去の積層の上に成り立っています。2020年現在の上部に木々のように生成された床スラブは、社員の方々が各々想像する未来を表しています。これらは、実際に社員の皆が一人一枚制作した床スラブを配置しています。みなさんの想いや考えを表す床スラブが繋がり、大きく新しい土台になることでマインドフリーの未来に繋がることを表しています。
"歴史"や"未来"は目に見えないふわっとしたものだけど、そこに形を与えてあげると可視化されてわかりやすくなるね。細かい1つひとつの要素にもUくんの解釈/意図が込められているところにこだわりを感じます。
ありがとうございます。
今回制作した現状が完成ではなく、今後はマインドフリーの変化とともにこのオブジェクトも変化させていきたいです。
実際の制作の際は、新入社員研修でメンターを務めた”教育メンバー”も制作に関わったと聞きました。
他のメンバーと一緒に作る中で、特に印象深い出来事や過程があれば知りたいです。
今回は、建築模型を制作する材料や方法を用いて制作したのですが、教育メンバーの方々が誰よりも楽しんで制作をして下さいました。IT企業に勤めながら建築模型を製作するという非日常的な出来事にも前向きに取り組めるということは、常に新しいものを生み出したいという「0+α」を体現しているように見えてとても印象深かったです。
では宇田くんの思う"MindFreeらしさ"とはなんですか?
また、もしそれがオブジェクトの中に反映されていれば、教えてください。
変化を楽しめる部分にマインドフリーらしさを感じます。
リモートワーク中に、社員の方々が自宅からオンラインで行った「宝物紹介企画(参照:リモート中でも組織の一体感をUPする7つの方法 )」など、変化した環境で楽しめる方法を探し、行動する部分がマインドフリーらしいなと思います。
今回のオブジェクトでは未来に向けて増改築されていくことを想定し、「変化」を見据えた制作を行いました。建築で例えるとセルフビルドです。周りの環境に対応し、自分らしさを出しながら変化していくことで、思いがけない部分で凹凸ができます。変化を楽しんだ先のイレギュラーな形態こそが、次のマインドフリーらしさになるのではないかと思います。
「変化」、「未来」。素敵なキーワードですね。
変化を楽しんだ先のMindFreeの未来について、今後こんな風になっていきそうだ、こうなったらいいななど自由にUくんのイメージを教えてほしいです。
今回のオブジェクトでも表現したように、マインドフリーのメンバーがそれぞれ混ざり合うことで新しい土台ができ、新しいマインドフリーになっていくのだと思っています。今までに見たことない未来を創る「Borderless×New normal=Mind Free!」。
ありがとう。最後に、今回の課題を通して一言!
入社して、建築の知識や技術を生かす機会があるとは思いませんでした。建築を学んできてよかったと思います。
ありがとうございました!
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仕事を通して1人ひとりの価値観や個性がぶつかり合い、自分自身の価値感が変わったり、会社全体に新しい変化が生まれたりするのが、大人数で一緒に働いている環境ならではの魅力だなと思います。
Uくんが加わったマインドフリーが今後どんな”構造体”になっていくのか楽しみです!
そして最後に、今回の研修を構想・運営してきたメンバーにも話を聞いてみました。
今回の研修全体を通した狙いや実際にやってみてどうだったかなど、研修を振り返って一言をお願いします:)
ありがとうございます。
リモートワークで直接会えなくても心の距離が近づくような機会を作りたい、本人がこれまでに得てきた経験をこれからも活かせるような方法を考えたいなど、既存の枠組みに捉われずに試行錯誤しようとする教育メンバーと、そこに応えようとするUくんの姿が印象的なインタビューでした!
コロナウイルスの影響もあり、今年は例年とは違う新入社員研修を行った企業も多いはず。他の会社の皆さんがどんな研修を行ったのかもとても気になります。
さて、次回は新しい社内施策についてご紹介する予定です(*^^*)
ぜひご覧ください!Thank you & have a Lovely Day♥
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