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私が就職活動をやめた理由。


今日は就職活動を通して思ったことを書こうと思います。

私は2020年の1月から3月までいわゆる「就職活動」をしていました。3年の夏頃、秋頃から始める子が多い中、かなり遅めのスタートでした。

2019年の9月にデンマークから帰国し、自分らしく生きる!と意気込んで就活なんてしないぞ!と思っていたのですが、結局ずるずる周りに流されて始めたという感じ・・・


でも何から始めて良いかも分からず、図書館に行って就活の本を片っ端から借りてきて勉強しました。こうすれば受かる!みたいなノウハウばかりでバカバカしいなあと今は思うけど、当時は必死でした。

いざ始まると、面接で評価される感じがほんとに嫌だった。グループディスカッションでみんな必死で周りを蹴落そうとしてる感じが胸くそ悪かった。夢を語ってバカにされる感じもほんとに嫌だった。私のこと何も知らない就活アドバイザーに上からアドバイスされるのもほんとにほんとに嫌だった。

でも仕方ないと思ってました。内定をもらうにはどれだけ嫌でもやるしかない。それしか生きる道がないと思ったから。

内定をもらうことに執着して、自分を偽るようになっていました。「自分らしく生きる」なんて日本では無理なんだ。日本で生きるには日本のルールに従うしかないんだ。

そしていつしか、有名な企業に入りたいと思うようになっていました。世間体や、どうでも良いプライドにどんどん囚われるようになっていきました。


一つ落ちるごとにどんどん人生の選択肢がなくなっていくような感覚に。そこの企業に入れなかったらもう人生終わりだぐらいの気持ちになるんです。心がどんどんすり減っていく。

挙句に、あれだけ欲しかった内定をもらっても心は全然晴れませんでした。


そして、ある時ふっと気づきました。

あれ、私が本当に望むことって?

良い企業に入りたくてここまできたわけじゃないのに。私はデンマークのことを学びたくて、留学したくてここにきたんだ。

デンマークでせっかく気づいたこと無駄にするの?自分らしく生きたいんじゃないの?


本来の自分がすっと戻ってきました。

就職しなければいけないなんて誰が決めたのか。社会のルールは誰が決めたのか。そんな誰が決めたかも分からないルールに縛られて生きるのか?

絶対に嫌だと思いました。これは私の人生だから、私が決める。私の生きたいように歩むんだ。


就職活動や自粛期間をへて、

家族とゆっくり過ごしたり、将来をゆっくり考える中で、本当に私の望むものが見えてきたように思います。「私にとっての」幸せが。


だから私は就職活動をやめました。


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