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自分探しの壮大なストーリー/ep2

こんにちは。Risaです。
近所で、今年初めての沈丁花を見つけ、わくわく♬
春ですね。

3/9撮影

それでは、ep2始めて行きます!前回、モンスターが出現したところまで、お話しました。

「モンスターと対峙する」

モンスターは、ひっそりと、でもずっしりと私の中にいました。
最初は、とりあえず、モンスターらしきもの?いる?え?いる?いないよね?なんて、ちらちらと姿を確認。周りがくらいせいで、良く見えません。

暗闇の中から、しゅん!しゅん!と聞こえてきます。
時々、まわりの壁に何かが当たっているように、カチン!ガシッ!キン!と音がしていました。
暗闇に目が慣れてくると。。。何かが動き回っているようです。

これが、モンスター?!
そのモンスターは、重い鎧を身に着け、大きな剣を振り回していました。
声も出さず、ひっそりと。でも、重そうな体で、目隠しでもされているのか、動きに一貫性がありません。
え?何かと闘ってる?何か、敵がいる??
わけもわからず、見守ります。

孤独で何かと闘っているモンスター

そして、少し見守った後、私は、恐る恐る近づき、どうしたんですか?と声をかけます。
モンスターは言いました。
「全部、敵だ!」「誰かが侵入してくる!」「誰かが奪いに来る!」
「気を抜くと負ける!」「だから不安で、いつも剣を出しているんだ!」

「モンスターの正体」

え?何かいる?と周りを見渡しましたが、誰も何もいません。

私)なぜ、そう思うんですか?
モン)なぜって?そんなのわからない。なんとなく!ただ、なんとなくだ!
私)何か過去にされたとか?
モン)よくは覚えてないけど、そうなんだ!もうあんな思いはしたくない!
私)あー、そうなんですか。例えば、何をされたんですか?それも覚えてない?
モン)そうだ!とにかく、気を抜いたらダメなんだ!
私)でも、周りには誰もいませんよ?
モン)とにかく、ダメなんだ!それに、あいつには負けたくない!
私)あいつ?誰ですか?
モン)あいつだよ!あいつ!見えないのか!
私)はぁ。。。誰もいませんよ?(キョトン)
とりあえず、一旦剣をしまいませんか?危なくて仕方ない。。。
モン)本当に誰もいないか?大丈夫か?
私)本当です。私が保証しますから。

何度も何度も、モンスターは私に聞きました。「本当に大丈夫か?」と。
その度に、私は「大丈夫です。何もいませんよ」と返しました。

ようやく、剣をおろしたモンスターをその場に座らせました。
とても疲れたように見えたモンスターでしたが、少し安堵したのか、ため息にも似た息を大きく吐き出していました。「ふぅー・・・」

「孤独な不安モンスター」

私)なぜ、そんなに剣を振り回していたんですか?
モン)とにかく、誰かや何かが、私を傷つけたり、私の何かを奪わないかが怖かった。それに、いつからこうしているのかもわからない。
こうやって剣を振り回していても、いつやめていいのかも、誰も止めてくれなかったからな。
私)え?ということは、相手が何かもわからないのに不安だけで、こうしていたと?目隠しは?
モン)目隠しもいつからかわからない。でも、私がここで一人で闘っていたことは確かだ。目隠しを外してもいいのか?
私)もちろん、外していいんです。
モンスターは自ら目隠しを外しました。

私)ほら、見てください。誰もいませんよ?目隠しを取ってわかったでしょう?
モン)そうだな。誰もいない。。。。

私)目隠しを取ろうと思わなかったんですか?
モン)思わなかった。誰も取っていいと教えてくれなかったんだ。
私)誰も?
モン)そうだ。誰もだ。
私)目隠しくらい、誰に聞かなくても自分で取れましたよね?両手、空いてるわけですから。
モン)自分で取って、何かいたら怖いだろう?そして、気づいたら目隠しをしていたんだから、外していいのかもわからない。誰が何のために目隠しをしたのかもわからないから。
私)え?そもそも、何のために目隠しをしたのかもわからないのに、自分で取ろうと思わなかった??
モン)思わなかった。

モンスターのくせに意外と気が小さいんだな(心の声)

剣の音もなくなった暗闇は、ひっそりと静まり返っていました。
モンスターは座り込んだまま、周りをまた何度もゆっくり見渡し、少し和らいだ表情を見せているようで、私も少しホッとしました。

私も改めて、周りを見渡すと、暗闇に浮かび上がった壁は傷だらけでした。
そして、よくみるとそのモンスターも傷だらけ。
自分の振り回した剣のせいで、傷ついたのでしょうか。
どれくらいの間、ひとりで見えない相手と闘っていたのか。
それを考えたら、少し心臓がギュッとしました。

私)とにかく少し休みましょう。あなたには休息が必要なのではないですか?
モン)いや、また誰かが侵入してくるかもしれない。すぐに立ち上がらなければならない。
私)周りには誰もいません。大丈夫。もし誰かが来たら、またその時に考えましょう!

その時、ある考えがよぎったのです。
あ、もしかしたら、さっき聞こえた声のモンスターは、このいつも不安に駆られて剣を振り回す「孤独な不安モンスター」だったのか??

最も認めたくないモンスターだっだんですよね。
なぜなら、今までの人生を否定された気分になるから。

モンスターは言いました。
「否定されるも何も、見ないふりしてきましたよね?あなた!」
「そんな気分になるのがイヤだから、逃げてきたよね??」

自分探しの壮大なストーリー/ep1より

もしそうだとしたら、もうモンスターの正体はわかった。
確かに、このモンスターの存在は全く気付かなかったし、まさか、ここまで傷だらけになっていたとは・・・。
もっと早く気づいてあげられたら、よかった。
ごめんね、気づいてあげられなくて。

そんなことを考えていたら、別の方向から、うっすらとでもはっきりと音がした。
パタパタパタパタ・・・
ん?
パタパタパタパタ・・・
誰かいる?

「まだ何かいる」

やっとモンスターをなだめたのに、今度は何?もしかしたら、まだモンスターがいる?

とにかく、「孤独な不安モンスター」には、少し休むように伝え、私はその音のする方へ、暗闇の中歩き出した。

だいぶ暗闇に目は慣れていたので、歩き出すことにだいぶ不安は減っていた。そして、その暗闇に慣れるほど不思議と安堵感を感じるようになっていた。
ここは、私の知っている場所だろうか???


今日の話は、ここまで。
오늘은 여기까지…

#モヤモヤ #自己受容 #自分らしさ #可能性 #マインドフルネス











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