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好きで居続ける事の難しさ、そして好きで居続ける事の心地良さ

私は恋愛をしている。
付き合う事を望む気持ちもあるにはあるが、
まぁ付き合う事はないだろう。

恋愛感情を持ちながらも親愛関係を築いている。
彼女を大切に想い、幸せを願う。
気取った表現をすれば愛しているのだ。

私の中では【愛している】は恋愛感情では無い。
【大好き】が恋愛感情なのである。

その両方を持ち寄る事が出来る他者が新たに見つかる事が嬉しく楽しく、幸せだ。

彼女(以下シャトンと表記する)とは去年の10月から関係が始まった。ね。多分。

最初は全然、大切な人になる気はしなかった。
気軽に会う、息抜き程度だったとは思う。

いつからかその息抜きが癒やしに変わって
あばよくば感、まぁ下心と言ってもいい。
そんな感情が育ち始めた。

そして同時に人としてとても惹かれた。
これが愛なのだろう。
シャトンは期待しない。
一人で生きた強さと捻くれた寂しさを抱えてる純真な心を持っている。

強さは人に傷付くことを恐れるが故に自分を傷付ける様な表現をする事もある危うさを持っていた。
それが可愛くて可愛くて。

そして、全然、まったく私に執る事が無い。
悔しい。
これは今でもだが、シャトンは私に心地良さを感じてくれているかどうか全然分からない。時もある。

シャトンは表現下手な所や言葉足らずな所がとてもある。

まぁ多分、おそらく、贔屓目に見て、期待込みで、
シャトンも私を愛してくれている。

そんな細い関係の中で、短い時間の中でこんなにも人を愛するとは思わなかった。

私は恋愛脳だが、バカではない。
感情は常に変化して関係性は変わっていく。

しかし〈友達〉と言うくくりでしか表現されないこのもどかしさである。
短くてもさ10年くらい、出来れば一生、繋がっていると決めるくらいは愛してしまったのだ。

そして、だ。『好き』だ。
愛情が恋情を越えてしまったら、恋愛じゃなくなるのだ!!!!!
分かるか!!!?

だってもう大切に想う事は決まっているのだ。
傷付いたり寂しく思ったり悲しかったりしても
大切な特別なシャトンなのだ。

笑ってくれれば良い。ってなってしまう。

それじゃ駄目なんだよ!!!!

6~7割は恋情の割合を保ちたい。
まだ『愛してる』よりも『大好きだよ』と
沢山伝えたい。

何をたかだか半年強くらいの期間で(笑)
って思うだろ。俺だって思うわ!!!
でも濃度の高さが凄いよ。
毎日連絡を取り続け、多分ホントに
平均しても週1超えるんじゃないかのペースで会ってる。

大人になってこんなバカみたいな事が起こるから恋愛は楽しい。

そして大人になってるから余裕もある。
そして大人になってるから素直にもなれる。
そして大人になってるから愛を育てられる。

そんな複雑な感情にオタオタもしているが、
心地良い。

『大好き』に戸惑ったり傷付いたりまだしたいのだ。

好きで居続ける事は案外難しいんだなって思ったのも初めてだ。
っと言うかこんな形の恋愛は初めてだ。

一様に言えるのはシャトンが受け入れてくれているからなんだけどね。

私が好きでいる事を拒否する事なく、
親愛まで持ち寄り、素直に撫ぜられてくれる。

まだまだ好きで居させて。
まだまだ私に下心を持ち続ける事を許して。
まだまだ触れたいと思わせて。

どうせ最後には私達はかけがえの無い特別な人になるのだから。

恋愛感情は他者に自分の欲求を埋めてもらう事で得る快感の感情である。
だから、

好きな人に『ありがとう』って言ってもらえるのは
単に『好き』って言われるより報われた気分になれるよ?

NANAの詩音のセリフ。よく分かる。

付き合う事を求めずに、セックスを求めずに、
好きで居続ける辛さ。

でもそんな関係でも好きで居続ける心地良さ。

その苦しさや切なさ。それを保ち続ける愛。

愛とは、恋の高鳴りの地続きではない。

変わることのない思いやり、優しさ、寂しさ。
そして私とシャトンにしか感じ得ない、
他の人には理解できないさまざまなもの。

それが愛。


しかしまだ私はシャトンに感情を、振り回されていたい。

刹那的に大好きだよ。と言える高ぶりをこれからも沢山起こしたい。

変わらぬ波の立たぬ愛してるよはまだ先で良い。

そんな事を思える人に出会えた事、

そんな風に向き合ってくれたシャトン。


シャトンを見付けた事で
私は幸せな人生だったと言える自信の1つに確実になる。

ありがとう。


まだ到達しないようにしてる愛の極意。

素直に全てを受け入れてしまえそうになる。

まだ縺れていたい。解くにはまだ早い。

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