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15今夜、すべてのバーで

連続投稿になりますが、これは以前に上げようと思っていた記事です。読んだ本のレビューです。

中島らもの本を読了。作者自身のアル中体験がリアルに描かれてている。お酒控えなきゃなって思ってしまう作品。笑


この本の中で、日本はマリファナや大麻といった薬物には厳しい一方で、アルコールに対して寛容だ、みたいな記述(1990年当時)があって、それは今でも変わらないどころか、助長してる気がしてるのは自分だけかな。

作者曰く、大麻などの薬物中毒で亡くなる人よりアルコール依存症で亡くなる人の方が多いとか。

アル中(今はアルコール依存症という言い方が適切か)になるほどお酒に溺れてしまうのは、自己管理がなってないとか、批判する人が多いけど、今やスーパーで100円で簡単にアルコールが手に入る時代。しかもストロングを代表するアルコール濃度が強めのものばかり。ちょいと酔いたいなと思ったら100円玉握りしめてスーパーに行けば簡単に手に入ってしまう。

結果、アルコール依存症になる人を助長している。たばこは大分規制が入っているけども、なぜアルコールにはメスが入らないんだろう?…って疑問に思いつつ、スーパーで買った酎ハイを片手にnote書いてる矛盾。笑

中島らもは人生通してアル中に苦しんだようですね。最期も酔って転倒して亡くなったようで。

この本の主人公はまさに中島らも自身。ちなみに私が好きなのはラストシーンです。

是非読んでみてください。お酒好きな方にオススメです。お酒とは適度な距離感でお付き合いしたいと思います。

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