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[教員/指導者の事故防止] 授業や行事・部活での炎上防止#13AED とバドミントン事故

2024年6月30日、バドミントンの中国ジュニア代表、張志傑(Zhang Zhi Jie)さんが、インドネシア国際大会の試合中に17歳で急死した。
原因は 心不全 であったようだ。
謹んでお悔やみを申し上げます。

日ごろからトレーニングに励み、国際大会に出場できるまでになった若者が、なんと試合中に亡くなるという痛ましい事故。

しかし今、この時の応急処置の経緯が大きく問題視されているようだ。

この事態を受けて、2024年7月3日、

日本AED財団が緊急声明を発表しました

その文書がこれだ。

日刊スポーツも大きく取り上げました。

詳しい状況はわからないが、今回の応急処置にAEDが使用されなかった?、遅かったのか? 

この緊急メッセージの中に、
「今回の出来事について原因の詳細は分かりませんが、AEDをすぐに使えば、電気ショックが必要な心停止か どうかをまず器械が判断し、音声で教えてくれるので、・・・」
とあります。

なかなか一般の方々は周知されていない部分だと思います。
実は
AEDが状況を判断してくれる、優れものだということを
知らない方々が多いという事実があります。

近年、AEDはかなり普及してきています。
大きな公園では、何か所にもAEDが備え付けられていますし、役所、ショッピングセンター、コンビニ等に敷設されています。
であるなら、
躊躇せずにAEDを持ってきて、AEDを貼り付けて、判断して、実行してもらう、これがAEDです。

AEDの普及に大きな影響を与えた出来事がありました。
2011年9月、埼玉県さいたま市の小学校で6年生の桐田明日香さんが駅伝の課外練習中に倒れ亡くなりました。その際、校内に設置されていたAEDが使われなかった、まさに今回と同様な事故であったのです。

その際に教育委員会はご遺族と共に、

「体育活動時等における事故対応テキスト:ASUKAモデル」

を作成し、全国に広めたのです。

2014年7月 NPO 大阪ライフサポート協会 PUSHプロジェクト PUSHプロジェクト が作成した動画をご覧ください。

すべての活動における突然死を防ぐために、特に学校教職員、スポーツ指導者、保育園、幼稚園の方々、
そして競技会などを運営する団体の方々など、この機に再度ご確認ください。

ちなみに、私の経験した校内マラソン大会でもAEDの役割のわかる記事を書きましたので、よろしければご覧ください。


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