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日々の記

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2023年7月からの平日の日記です。
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2023年10月の記事一覧

2023.10.25日記

10年以上制作やってた先輩が辞めるらしい。うーん、なんか、自分はその先輩のことそんなに知らないってか2回だけ飲みに行っただけなんだけど、なんか、これでいいんだろうかって。このままじゃダメだって、もともと現代演劇が好きで、遊園地再生事業団、チェルフィッチュなどが好きで、その上で伝統芸能の可能性を広い視野で考えて、新しいことをやろうとして制作に飛び込んだ先輩が辞めなければいけない組織ってなんなんだろう

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2023.10.24日記

日記サボってました、すいません。誰に言ってんねん!

最近会社のトイレの手洗い場が暴発しがちで、「バシュッ」とか言って水が噴出してきて、びしょ濡れになります。さっきもなりました。

最近定期的にくる仕事イヤイヤ期で、やる気が起きません。皆さんはどうですか?やりがい、感じてます?

ちょっと前、上司とサシで飲みに行ったんですが、私自身も結構飲んだんですが上司は私の三倍くらい飲んでて、めちゃくちゃ饒舌

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2023.10.19日記

SNSの動物の動画ばっかり見てしまう。あと海外のハプニング映像みたいなやつ。流れてくると見ちゃう。疲れてると余計に。最近テレビはNHKばかり見てるけど、ゴールデンタイムのバラエティも数年前はそういうおもしろ動画ひたすら流す番組多かったよね。今もそうなんかな。企業のコマーシャルみたいな番組ばっかよね最近は。王将のメニューの人気ランキングとか、ディズニーランドのロケとか。あとは芸人が酒飲みながらロケす

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2023.10.18日記

今日は会社で別の部署の先輩から突然「三味線習ってるそうですね。今度おさらい会などあれば見に行きます!」って言われた。いや、やってないですよ三味線は。ってか誰から聞いたんですか?「えー、あっちこっちで聞きました」え、噂ってこわいですね、しかも間違ってるし。三味線はやってないです。やってるのはお能です。「え、お仕舞いですかお謡いですか?」あー、一応謡いと仕舞と両方習ってます。「へー、すごいなぁ、僕も謡

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2023.10.17日記

いやー、徐々に余裕がなくなってきてますね。余裕というのは身体的余裕と精神的余裕がありまして、どっちかっていうと精神的余裕の方がすり減っている感じがします。主には11月の公演が迫ってきていることへの不安感。台詞覚えなきゃ、キャーっていう毎日のプレッシャーがあります。仕事は最近落ち着いてはいるんだけど、この先忙しくなりそうな気配がします。11月は週一で平日の稽古が追加になるのに加えて、個人的に演技のワ

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2023.10.16日記

一昨日、カクシンハンの『シン・タイタス』を観た。カクシンハンとは2012年に旗揚げした劇団で、古典戯曲、最近は主にシェイクスピアの翻案作品をやってる劇団。今回はシェイクスピアの初期の悲劇「タイタス・アンドロニカス」の翻案作品だった。川口市の工場地帯の中にある巨大な倉庫の中に舞台が組まれてた。

私はタイタスの話の筋とか全然知らなかったんだけど、子供の頃になぜかタイタスの演劇で見て、人肉を食わせたり

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2023.10.13日記

最近ツイッターでドストエフスキーの話がよくされているのはなんでなんだ。中田あっちゃんがドストエフスキー読める教養がないと自分のお笑いはわからん、みたいなこと言ってたくらいから、流行り出してるよね、ハリウッドザコショウも誇張しすぎたドストエフスキーやってたし。ドストエフスキーは自分的には思い出があって、大学四年の卒業旅行で1人でタイに行った時、旅の友として持って行ったのが『カラマーゾフの兄弟』で、カ

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2023.10.12日記

今日はアーティゾン美術館に山口晃の展覧会を見に行った。

サンサシオンとはセザンヌが創作の時によく使っていた言葉でありセンセーション「感覚」のこと。セザンヌはフランス人なのでサンサシオン。山口晃はこの感覚というのを主に「視覚」という風に捉えていて、純粋な視覚的面白さに回帰しようということが大きなテーマだった(←個人的解釈)。私は美術について全然造詣が深くないので、「そんなの絵なんだから当たり前じゃ

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2023.10.11日記

国立劇場10月歌舞伎公演「妹背山婦女庭訓」〈第二部〉を観た。

菊之助のお三輪、誤解を恐れずに言うとめちゃくちゃエロかった。「俳優というのは常に性的な目線で見られている。」ということを最近聞いたけど、こういうことかー、ってなんか実感した。お三輪は田舎娘なのだけど、そうとは知らずに中臣鎌足の息子である藤原淡海と恋仲で、蘇我入鹿の妹と淡海を巡って三角関係になってる。入鹿の妹と淡海の婚礼を止めるために入

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2023.10.10日記

高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』を読んだ。

ちょいネタバレなのと、批判的な感想なのでご注意を。

一気に読んでしまった。読ませる。ただそれは面白いからというよりは、どうなっちゃうんだこの関係は!と、先が気になるので読んでしまうという感じで、常にちょっと嫌〜な感じが漂っている小説で、率直に言ってしまえば結構苦手系だった。なんだろう、一つは職場小説で、自分の日常とも重ね合わせて読んでし

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2023.10.8日記

実家帰ってきた。91歳のおばあちゃん、2ヶ月前に背骨を疲労骨折して、その時も帰ったんだけどめっちゃ落ち込んでて、寝たきりになるか、あるいはこのまま…というようなことも頭をよぎったんだけど今日帰ってきたらだいぶ元気になってた。夜に回転寿司一緒に行った。行く前から「わたしは今日赤貝とマグロ三種握りを食べる」と言っていて、あらかじめ回転寿司で食べるメニュー決めてて面白かった。実際その通りに食べてた。赤貝

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2023.10.6日記

この前、「自分が言ってることが全部嘘のような気がする」ということを書いたけど、今日早稲田のエンパクでやってる太田省吾展を見て、さらにそこで無料で配布されてるパンフレットの文章を読んで、太田省吾が無言劇で表現しようとしたことも、やっぱりそうだよな、と思った。というか、多かれ少なかれ演劇は(エンタメのものを除いて)「人ー人の関係における伝わらなさ」を表現するもんだよなと。展示室で太田省吾の水の駅の映像

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2023.10.5日記

昨日は会社の人に誘われて人生初の競馬に行ってきました。大井競馬場。浜松町からモノレールで二駅ほど。

すげえ雨だったけど、楽しかった。競馬いいね。また行きたい。先輩がすごい詳しくて、しかも初心者を案内するのが好きな人で、馬券の買い方から馬の見極め方、レースの見方、競馬場のグルメに至るまでガイドしてくれて最高だった。

最後まで一回も当たらんかと思ったけど、最終レースで単勝で勝って、480円戻ってき

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2023.10.3日記

「この世界で苦労できる喜びを思え」っていうのは、浪曲師の玉川奈々福が、師匠である玉川福太郎が事故で急死した直後に、国本武春に言われた言葉だそう。めっちゃいい言葉やなと思って、今日仕事中に本読みながらうるうるしてた。今は若い浪曲師も増え、講談に続き静かなブームとなっている浪曲だが、武春さんが活躍してた頃は本当に絶滅危惧種で、滅びゆく芸能だと思われてたのかもしれない。「苦労できる喜び」って聞くとなんか

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