2023.10.13日記

最近ツイッターでドストエフスキーの話がよくされているのはなんでなんだ。中田あっちゃんがドストエフスキー読める教養がないと自分のお笑いはわからん、みたいなこと言ってたくらいから、流行り出してるよね、ハリウッドザコショウも誇張しすぎたドストエフスキーやってたし。ドストエフスキーは自分的には思い出があって、大学四年の卒業旅行で1人でタイに行った時、旅の友として持って行ったのが『カラマーゾフの兄弟』で、カラマーゾフって最初のよくわからん教会のシーン長すぎてマジで挫折しそうになるけど、その後イワンの大審問官の話くらいからめちゃくちゃ面白くなって一気に読んじゃうっていうのあるあるだけど、自分もそのパターンで旅の後半、夢中で読みすぎて旅どころじゃなくて、喫茶店とか入ってずっと読書してた。ドストエフスキー読むのに必要なのは教養じゃなくて、最初の100ページくらいを我慢して読む忍耐力と、登場人物の紛らわしい名前と愛称を覚える記憶力だと思う。それクリアしたらただのエンタメサスペンス小説で、ハリーポッターくらいの感じでグイグイ読める。

個人的には「カラマーゾフ」「悪霊」はめっちゃ面白かった。「地下室の手記」は短めなので読みやすい。「罪と罰」は有名だけどそこまでではなかった気がする。ドストエフスキーは全体的に厨二臭するけど、罪と罰はマジで中二男子の妄想的なとこがある。男性的なのかもしれない。さえぼう先生が言うように、女性は強欲な金貸し老婆と聖なる心をもった娼婦しか出てこないし。

『白痴』読みたいけど、最初の100ページの壁が全然越えれなくて挫折してる。