2023.10.3日記

「この世界で苦労できる喜びを思え」っていうのは、浪曲師の玉川奈々福が、師匠である玉川福太郎が事故で急死した直後に、国本武春に言われた言葉だそう。めっちゃいい言葉やなと思って、今日仕事中に本読みながらうるうるしてた。今は若い浪曲師も増え、講談に続き静かなブームとなっている浪曲だが、武春さんが活躍してた頃は本当に絶滅危惧種で、滅びゆく芸能だと思われてたのかもしれない。「苦労できる喜び」って聞くとなんかジジイが若者に言いそうなお説教にも一瞬思えるが、苦労するってことは、やりたいこと、目標があるってことであり、それができる環境があるってことは、まだそのジャンルは滅んでないってことなのだ。いくらでも怠けることはできるし、滅んでいくものを見捨てることもできるわけ。でもそれをせずに頑張ろうとするから、苦労するんだって、それって確かに幸せじゃないかって。その幸せを思えば、もうちょっと頑張れるんじゃんって。自分もまだ若いし、苦労しなくなったら終わりだなって思った。久しぶりに。

今日神保町でカレーを食いました。「神保町 カレー」で検索すると一番最初くらいにでてくる「エチオピア」というカレー屋。かなり期待したけど、ちょっと思ってたんと違ったな。半分学生向けなのか、920円でご飯の量めっちゃ多かった。お得ではある。蒸したじゃがいもも付いてた。うまかったけど、学生の頃に「うまっ!」ってなる店であって、アラサーが食うといや、もっと美味い店はあるよな。って思った。ただ920円ではないな、1200円くらい出さな東京ではマジで美味いものは食えないのだと思った。

エチオピアのチキンカレー920円