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6ヶ月のビーガン生活で変わったこと

ビーガン/グルテンフリー料理を毎日食べるようになって6ヶ月。

私はビーガンでもグルテンフリーでもないし、The和食が何よりも大好き。

しかし、私が生活しているバイロンヨガセンターでは、3食提供される食事がビーガン/グルテンフリー。

辛いもの、カフェイン、アルコールを摂ることも推奨はされていない。

そんなヘルシーな食事を続けていたら、見事に体質が変わった。

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元々ジャンクな食事は得意ではなく、日本での食事は和食中心だった。

お肉も魚も卵も普通に食べる。

仕事の会食も多かったから、お酒もよく飲み、どちらかというと好きな方。

和食と日本酒の組み合わせなんて、くーっ、たまらん!と唸っていた。

しかし、この施設はビーガン(完全菜食主義)なので、動物性食品(乳製品含む)は提供されない。一切の肉/魚/たまごはNGとなる。

小麦粉を使った麺類やパンなどもダメで、メニューに並ぶ場合は、必ず小麦粉不使用の麺やパンとなる。

個人的には良い悪いもなく、考え方の一つとして捉えている。

何より制限があっても、とても美味しい料理だから続けられることができた。

当たり前のように、ベジタリアン/ビーガン/グルテンフリーのヨギーがたくさん周囲にいて、その食生活にもう驚くことはなくなった。

「Are you Vegetarian or Vegan?」

なんてこともよく聞かれるくらい、ここでは普通の食生活として受け入れられている。

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ヨガ哲学では、新鮮なものを食べるという考え方がある。

だから、ここの野菜は基本的に敷地内のガーデンで育った新鮮なもので、それは本当にお見事で立派な収穫。

甘くて鮮度が高いから、一度スーパーで買ったレタスを食べた時にその不味さに驚いた。

炎天下の中、美味しい野菜を育て運んできてくれるガーデナーチームがいて、植物や野菜への愛情がすごい。

一度トマトの話を一人のガーデナーに聞いたら、終わりが見えないくらい長く説明してくれた。笑

それくらい愛情を込めて育ててくれている。

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バイロンヨガセンターの名物朝ごはんといえばKitchari(キチャリ)。

アユールヴェーダ式のお粥。

滋養・栄養に富んでいて、食べる薬とも言われていたりする。

ターメリックが効き、特に寒い朝はほっとする優しい味。

コリアンダー、生姜、絞ったレモンにペッパーをトッピングすると完璧。

毎朝提供される手作りヨーグルトや、ギーという無塩バターから不純物を抜いたピュアオイルをトッピングする人もいる。

(バイロンヨガセンターオリジナルのレシピが気になる方はこちら。私は材料を見た瞬間、諦めました。笑)

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2週間のローテーションで毎日レシピが変わるが、肉/魚を使っていなくても満足度が高くて本当に美味しい。

色々あるメニューの中で、私のお気に入りは、スシサラダ、パッタイ、そしてバーガー。

【スシサラダ】

酢飯にお豆腐と海苔が入っていて美味しい。野菜もたっぷり!

【パッタイ】

もうパッタイの味ではないが、アーモンドで作るこのソースが美味しい。麺はグルテンフリー。

【バーガー】

ここではこれをバーガーと呼ぶ。笑

かぼちゃやポテトをマッシュしたものがパテになり、グルテンフリーだからバンズはなし。なのでハンバーガーの中身だけ。ケチャップやアイオリソースも手作り。

そして、メインディッシュのサイドには必ずサラダバー。

トマト/きゅうり/人参/ビーツ/レタスなどの新鮮野菜と何かよくわからず食べている種やナッツ類、手作りのドレッシングが用意されている。


ヨギーが好んで飲むチャイラテ。

牛乳ではなく、豆乳かアーモンドミルク、ココナッツミルクのどれか。

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こんな食事を続けているとどうなるか。

毎日のことなので、顕著に変化を感じるのは外食をしたとき。

例えば、久しぶりにパスタなどのグルテンを食べると、直後身体が重くなり、睡魔が襲ってくる。

一時帰国をした時に、好んで毎日和食を食べていたが、とにかく喉が乾く。いつもより塩分過多だから。

翌朝のひどい胃もたれに、恐ろしい顔のむくみ。

そして、たった3口のお酒で酔っ払う安上がりの身体になっていた。笑

身体は本当に正直で、顕著に表に現れるから人体実験をしているようだった。

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バイロンベイで暮らしていると、街全体がビーガン、ベジタリアンの風潮で、そんなレストランを見るのは日常茶飯事。

どのお店にも大体ビーガンオプションがある。ピザ屋でさえも。

車に、Eat Veggies, No Animalsというステッカーを貼っている人もいれば、自分が殺せない動物は絶対に食べないという人とも出会った。(魚はOKらしい)

体調管理のためにそうしている人も多い。

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今後、完全なベジタリアンやビーガンになる予定はないが、自分の身体の変化を身を以て体験できたことはよかったと思う。

それに、牛乳の代わりに多用するアーモンドミルクも豆乳も栄養価が高く美味しいし、グルテンフリーのパスタだって最近では日本でも珍しくなくなった。

日本には小麦粉として代用できるおからも米粉もある。

身体に良い影響を与えるものなら積極的に摂りたい。

キラキラしてる人っぽく映る、ビーガン・ベジタリアンのおしゃれイメージが、日本から早く無くならないかな?とも思う。笑

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質の良い食事を提供してもらったおかげで、肌荒れもなかったし、便秘なんて皆無。

だれかが作ってくれる食事の有難さを再認識することができて、口にいれるものは未来の自分というのも納得した。

そして、身体が一度リセットされたようだ。

しかし。

いくら美味しくても、毎日こんな食事をしていると、和食が恋しくなる。

苦肉の策でお茶漬けを食べた時は美味しさに感動したし、即席味噌汁を飲むだけでも出汁の旨さに驚く。

(Miso Soupが出る日もあるが、出汁をとっていないので味がないからいつも食べない。笑)

やっぱり私は日本人で、日本人でよかったと食を通しても痛感する。

どうしても、炊きたてのお米で握るおにぎり、出汁を効かせたお味噌汁と出汁巻きたまごを妄想する日々である。


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