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伝えることが苦手な「論理型」のわたしが「感情型」の方を理解するための、言葉づかいと伝え方のマイルール

きょうは相談者さんからのこんなメッセージです。

一緒に仕事をしている中でも、プライベートで関わる中でも「みなみやんって伝え方が上手だなあ」と思うことが多いです。
相手にわかりやすく、齟齬なく、直球すぎて相手を驚かせたり傷つけないけど言いたいことを正しくしっかりと相手に伝える方法のコツ、読んだ本、した方が良い練習があれば教えてください。

わたしはあまり伝え方が上手じゃないという自覚があり、かなり気にしています。なので伝え方が上手だなと思われているのであれば、努力が実った結果なのでうれしいです。

人間は2つのタイプに分けられる

人間にはどうやら2つのパターンがあるらしく、論理型(思考型・批評型)と感情型に分けられます。(この話何かの本で読んだ記憶があるのですが、どの本か思い出せないのでまた思い出したら追記しますね。)だいたい女性は感情型が多いと言われています。

わたしが思う自分の悪い癖は以下の2つ。
・結論からものをいう
・詳細を省く

結論からものをいうことが悪く働く場合

結論からものを言うことって別に悪いことではないのですが、人によってはめちゃくちゃ怒られます。どういう人に怒られるのかというと感情型の人に怒られます。(ちなみに私は論理型の人間です。)

論理型の人と話すときは、結論から話して問題がないのですが、感情型の人からすると、いきなり結論を言われてもその過程がわからないから、自分を蔑ろにされているように感じて怒る。あるいはそもそも話を聞いて欲しいだけで解決策は求めていないといったことが多々あります。

なので会話をするときに、相手がどっちのタイプかをあらかじめ予測して(だいたい相手の会話の仕方を見ればわかります)、相手が感情型の場合は、こういう背景があってとかなり順序立てて話してから結論を言います。感情タイプの人には、すごく気を遣います。

パートナーは論理型だから、結論からまず先に話し、その後に詳しい話をしています。同じタイプめちゃくちゃ楽〜

前置きをうまく活用する

初対面の方や、対話の人数が多い場合は、相手が論理型か感情型かわかりかねる場合があります。その場合には「今からこんな話をするよ〜」という前を置きを意識します。

「ちょっと自分の話をしてもいいですか?」と言ってから話し出すと、相手からの承認を得てから話せるので失敗が減ります。

「じつは」も前置きの単語として非常に重宝します。「じつは」って相手に大事な話をする、あるいは本音で話すという雰囲気も伝えられます。「じつは最近びっくりしたことがあって」と「最近びっくりしたことがあって」とでは、前者の方がどんな話をしても許される感じがあります。

そして前置きのボキャブラリーは「しいたけ占い」のテキストがとても上手なので、ぜひ読んでみてください。


詳細を省く悪い癖を治すには「アサーション」

詳細を省く癖は、自分が思っていることを伝えるのが面倒くさいとか、自分が思っていることを100%わかってもらうのは無理という諦念があるからなのですが、これが故にコミュニケーションが疎かになり、相手に孤独を感じさせたり、人間関係がうまく行かないことが多々ありました。

これをなんとかするために「アサーション入門」を読んだのですが、全人類みんな読んだほうがいい内容でした。この本を読んだあとは、なるべく丁寧に自分の意見を伝えるように意識をしています。

1 自分の思いを確かめる(自分は、どうしたいのか)。
2 事実や状況を共有する(相手と、分かち合う必要がある事実はないか)。
3 提案は具体的に述べる(とりあえず、一つ提案をしてみよう)。
(中略)
理由やいきさつを聞きたいとき、「なぜ〜?」「どうして〜?」は使わないでどのような言い回しができるか、考えてみましょう。たとえば、「意図や理由、 いきさつについて知りたい」とか「聞かせてほしい」と伝えることでしょうか。

アサーション入門

上記はかなり意識をしています。言い方や尋ね方などは、学校では教えてくれないじゃないですか。ですから読書などをして、知識としてボキャブラリーを増やせるといいですよね。

そこで馬鹿にできないのが大全系の本。分厚いのですが、ボキャブラリーを増やせてとてもいい辞典です。新卒の子に話し方について聞かれた際には、必ずおすすめしています。

指示語をなるべく減らす

あれ、これ、あのなど具体的な名詞を省く指示語も、意識して減らしています。省略して話すのは楽ですが、結局何を言いたかったのか、伝えたかったのがぼやけてしまいますので、「あのお店美味しかったですね」というより「先日行った(店名)美味しかったですね」と言った具合に言います。

高校生の頃から変わらない言葉づかいのマイルール

そしてもう1つ意識していることが、「ん」や「けど」を使わないこと。わたしの文体と言ってもいいくらい染み付いています。
「ん→の」「けど→けれど」にするというルールを高校生の時に決めました。理由は「の」と「けれど」の方が美しいと思ったから。以上!って感じです。

「作業をしたんですけど」→「作業をしたのですが」
「今日予約していた者なんですが」→「今日予約していた者なのですが」
「買おうとしたけど」→「買おうとしたけれど」

このような調子ですね。かなり応対が丁寧に見られます。特に文章や電話で感動されることや、褒められることが多いのは、たったのこの2点の意識だけなのでおすすめです。

「みなみやんみたいな文章が書けるようになりたい!」と言う方は、この2点を意識するだけで、かなり近くなるかと思います。やってみてほしい。

ファンレターをいただきました

いつもみなみやんの文章から豊かさをチャージしています!綺麗な文章と美しい写真を見るだけで、実践できなくても脳に栄養が入っている気がして。
いつか豊さを自給自足できるようになりたいな、今後もお世話になります!

やさしいくらしの質問お便り募集フォームにてファンレターをいただきました。ありがとうございます。写真と文章は褒めていただくことが多くて、私の強みなのだな〜と再確認した1年でした。

来年は「生き生きした話し方」を鍛えたいなと考えているので、話し方についてはまた改めてnoteに書きたいと思います。

今年1年noteに取り組んで、たくさん書けたのも、いつも読んでくださる方、感想を送ってくださる方、質問を送ってくださる方のおかげです。本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

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