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大石を 見て想像の 春日和 本当の重さ 確かめたくて

花見でにぎわっている世間をよそに、季節には関係のないものを見つけた。見上げれば青空が広がる春日和なのに、なぜか下を向いて見つけたものだ。大きな石が並んでいる。何のために石が並んでいるのかは、すぐ横に立てかけてある説明版を見れば一目瞭然だ。

要するに昔は力比べをするために使われた石らしい。説明では重いようなことが書いてあるが、そこは実際に確かめてみないとわからないだろう。と言っても、当初はさすがに持ち上げようとは思わなかった。

でもしばらく眺めていると「やっぱりやってみよう」と思って石に近づく。いちばん軽そうな石はどれかと見たが、そんなものわかるわけがない。だけど適当にある石に近づき手を添える。もう少しで石に手が届く直前に思わず手を引いた。瞬時に過去のトラウマが頭によぎってしまったのだ。それは1年ほど前に、重いものを持った時にやらかしたぎっくり腰のことである。止めたのは持とうとしたら再発しそうな気がしたからだ。

大石を 見て想像の 春日和 本当の重さ 確かめたくて
(おおいしを みてそうぞうの はるびより ほんとのおもさ たしかめたくて)

今日の記事「河内長野東片添町の力石」を参考にしました。

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