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卒業の 帰り見つけた 意外もの 焦げの松明 臨場感

卒業のタイミングの立ち会ってきた。もちろん卒業生ではない。卒業式に出席した来賓である。別にそんなに偉いわけではないが、縁があって呼ばれた。卒業式は自分が主役の時にはない客観的な余裕がある。だがそれ以上に主役である彼も彼女も若い夢に向かって羽ばたいてほしいと本当に思う。
帰りはいつもと違う道を歩きたくなった。来賓として呼ばれるほどの年齢となってしまいもう探求心も好奇心も萎えつつあるが、卒業生たちのフレッシュさを見て「これではいけない」と直感したのだ。

「なんだあれ?」さっそく意外なものを見つけた。普段歩かない道を歩くとこういうことがある。大きな松明のようなものが見えた。「地域の祭りのもの?」確かに大きな松明を使うような行事があるにはあるが、こんなものは使わないはずだ。説明版がついて納得した。この地域のモノではないらしい。だがそんなことよりも、松明の先端に見える黒焦げの生々しさに息をのむ。昔、実際にこの松明が活躍した祭りの現場を見に行ったことがあるだけに、過去の記憶がよみがえるのだ。

卒業の 帰り見つけた 意外もの 焦げの松明 臨場感  
(そつぎょうの かえりみつけた いがいもの こげのたいまつ りんじょうかん)

今日は、こちら小牧幸助さんのシロクマ文芸部という企画に参加しました。

今日の記事「河内長野にある奈良お水取りの大松明」を参考にしました。

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