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小判食え 意味わかるまで 悩む秋 バス停の謎 モヤモヤ続き

「小判食え?」秋晴れのある日、バスに乗っているときに、友達からのLINEメッセージを見て最初は意味が解らなかった。

小判は江戸時代の金で出来たお金であるが、それを食うというのはどういうことかと、金の塊を食べる行為も不思議なら、貨幣価値のあるものを食べて無くしてしまうのは、そもそもなんと愚かな行為だと思ったのだ。今でも1万円札を食べるなんてありえないし、小判は今の1万円よりはるかに価値があるはず。

そんなことをあれこれ考えていたが、これは言葉足らずだとわかった。実は小判型をしたせんべいをお土産で買ってきたので家で送ったからそれを食えという意味だったのだ。

「なんだそういうことか」と妙に納得して、もやもやがすっきりしたが、ちょうどバスがあるバス停の前に止まった。

その時に再びモヤモヤが発生する。どういう意味があるバス停なんだ。地名でもなく全く見当がつかないバス停。そこでおりるわけではないので、バスは走り出し、後はわからずじまい。

家に戻って届いていた小判せんべいを食いながら短歌をつぶやく。

小判食え 意味わかるまで 悩む秋 バス停の謎 モヤモヤ続き
(こばんくえ いみわかるまで なやむあき ばすていのなぞ もやもやつづき)

今回は趣向を変えて、毎週ショートショートnoteの企画に参加して短編小説を書きました。(お題:小判食え)

今日はこちらの記事「謎のバス停むくの本」をモチーフにしています。

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