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 先日美加の台とその周辺をめぐって来ましたが、最も気になっていたのは美加の台の北側です。なぜならば次の記事で紹介した作品のモデルと言うべき場所があったからでした。

『鬼ガール!!』という、昨年河内長野を舞台にした映画にもなった作品。河内長野と鬼との関係性がある場所が、美香の台のすぐ北側に隣接していました。

 それが河内長野市神ガ丘地区で、旧鬼住村というところです。これについて詳しくは、河内長野市立図書館がYouTube歴史講座「鬼住村と鬼伝説」というのを公開してるので、それをご覧ください。動画は3回に分けての内容で、この記事の途中にもリンクを貼り付けておきます。

 美加の台という新興住宅地の裏手に鬼が住んでいる? なるほどドラマになりそうなところですね。と言うわけで、美加の台からこの神ガ丘まで足を延ばしました。

 神ガ丘は。千早赤阪村方面に通じている道路以外は、何も見えないような緑覆われた場所。美加の台から下る途中に見降ろすと、谷間に建物がありました。

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 あの家のあたりに道路(河内長野千早城跡線)が通じています。

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 美加の台からは、この片添大橋を渡って対岸に行きます。そこから谷にある集落に向かいました。

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 谷に流れている川は石見川になります。ここから上流にさかのぼると、観心寺の近くに行けるようでした。

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 さて橋を渡りきると、川沿いに続いている道まで下っていきます。

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 石見川の清流が間近で見えました。さらにこの道を進んでいくと、旧鬼住村の足跡があります。

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 この陸橋ですが、先ほど美加の台方面から渡ってきた片添大橋。

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 ときおり小橋があるので、石見川を見ながら進んでいきます。

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 この辺りを歩くと山の中の集落と言った面持ちで、本当に美加の台の隣にあるのか?と、疑問にすら思ってしまいました。

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 先ほど上から見えた建物です。大同製薬株式会社とありますね。調べるとこの建物の中には水車があり、河内長野で採れる生薬(薬草)をすりつぶして粉末の薬にしていたとか。21世紀の初頭の頃くらいまでは稼働していたような情報もありました。

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 さて石見川ですが、この辺で分岐します。本流はここから道路を離れていきますが、今回は支流の方に向かいました。

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 そしてついに鬼住村の名残として登場する、鬼住橋の前に来ました。

 小さな石の橋ですが、欄干を見ると確かに『鬼住橋』と書いてありました。

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 さて、その鬼住橋を渡ります。橋は苔に覆われていました。

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  ちょうど雨上がり当タイミングもよく、緑がとにかく美しかったです。

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 さて橋を渡ってもうしばらく歩くと、もうひとつのスポット、鬼の盥(たらい)まで来ました。

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 ところが、このように『鬼の盥』と書いている看板がないと、先ず見落としそうな雰囲気。歩いていても見落としかけるほど目立ちません。

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 鬼が使った盥の跡とのことですが、竹が邪魔して上手く撮れません。

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 その上画像ではわかりませんが、このとき実は大量の虫に襲われていました。蜂のような危険なものではなく、やぶ蚊やコバエのような存在。それを追い払いながらの撮影は一苦労です。

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 そしてこういうのを見つけました。何かの釜かタンクのようですね。鬼の盥は明確にわからないままでしたが、代わりに不思議なものが見つかりました。

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 ということで、河内長野の鬼伝説、旧鬼住村を歩きました。本当に鬼が実在したかどうかはわかりませんが、大型住宅地のすぐ横とは思えないのどかな雰囲気に癒されます。また山の上に住宅地があるためか、下からは全く見えないのが良いですね。

 ということで、動画は3本貼り付けました。興味のある方はぜひご覧ください。

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