西口に 降りて見上げる 寒の空 足を運ばせ 探求得に
複線の鉄道が、降りる駅のひとつ手前から単線に代わる。鉄道の速度も途端に遅くなるが、距離が見近くあっという間に到着したのは西口駅だ。単線だからホームはひとつしかない。そして出口はひとつだけだ。もし西口駅に北口や南口の改札があったら絶対に混乱するからそれでよいのだろう。
誤って出口の改札からは遠いところに席を座っていたようだ。降りてから改札まで細長いホームを歩く。駅には今乗ってきた電車の方向に行く人は乗り込んだが、逆方向、つまり今乗って来た方に向かう人はそのまま待つ。電車は次の駅に向かって走り去り、待っている人の後ろからゆっくりと改札に向かう。
こうして西口駅の改札を降りた。向かうのは、歩いて5分の所にある学校で一般公開している探求の発表会だ。一瞬時計を見て現場に急ぐ。駅の屋根を抜けたときに空を見上げる。もう春の兆しは十分だが、空の雲はややどんよりした冬の寒雲のような気がした。確かに今日はヒヤリと体に冷たい風が当たることが多いのだ。
西口に 降りて見上げる 寒の空 足を運ばせ 探求得に
(にしぐちに おりてみあげる かんのそら あしをはこばせ たんきゅうえに)
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今日はこちらの俳句企画にも参加してみ見ることにしました。
こちらは、俳句なのですが、私の短歌は基本的に下の句を切り離すと俳句っぽくなるので、これで行きます。富田林西口駅で一句
西口に 降りて見上げる 寒の空
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今日の記事「富田林のとんこう地域フォーラム」を参考にしました。
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