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キャリアプランは考えなくていい?

みなみです。

キャリアプランという言葉があります。

もしかしたら耳慣れない言葉かもしれないので、以下にまとめました。

<キャリアプランとは?>
「キャリアプラン」は、仕事を軸とした人生(キャリア)において、「会社や組織の中で担いたい役割や業務」「仕事を通じて実現したいこと」など、自分自身の将来を具体的に言葉で表したもの。すなわち、自分が将来どのようになりたいかという具体的な目標を持ち、そのための計画を立てることが、キャリアプランなのです。

私が新人時代(もう15年以上前ですねえ、、、)には「当社が用意しているキャリアプラン」ということで、私の入社した会社から、どんなキャリアを歩んでいけるか、の説明がありました。

しかし、時代は変わりました。。

そこで今回は「キャリアプランは考えなくていい」ということについて、お伝えしていこうと思います。


1.キャリアプランを考えなくていい理由


冒頭から述べている通り、私は「キャリアプランは考える必要はない」と思っています。

その理由は、
「3年以上先のキャリアがどうなるか、現時点で予想ができないから」
です。

その理由は以下の2つです。

予想ができない理由①:社会の変化が激しすぎる
→現在は、VUCAの時代と呼ばれています。

社会やビジネス環境の将来予測がとても難しくなっており、私たちが今行っている仕事がなくなったり、業界の規模が大幅に縮小したりする可能性も十分あります。

よって、キャリアが3年先どうなっているかは分かりません。キャリアプラン自体を考える意味がないのです。

<VUCAって?>
VUCAは「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を並べたものです。
「VUCA」とは、社会やビジネス環境において、不確実性が高く、将来の予測が困難な状況であることを示す造語です。


予想ができない理由②:そもそもキャリアは偶然の重なりでできている
→心理学者のジョン・D・クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」をご存知でしょうか?
キャリアの8割は偶然性によって構成されているという考えです。
この理論の成否はさておき、外部環境の変化、人との出会いや別れ、プロジェクトのスタートと解散、部署やチームの異動など様々な要素が折り重なってキャリアは進んでいきます。

これらは、ほとんどが偶然によるものといって差し支えないのではないでしょうか?
(異動や新規プロジェクトに手を挙げる、という行為は一見すると偶然でないようですが、その異動を受け入れる先で人が足りなくなったり、新規プロジェクトが立ち上がること自体は偶然性の産物であり、「広義の偶然」によるものと言ってよいと思います。)

キャリアのほとんどの要素は偶然でできているため、将来のキャリアを予想すること自体が難しいと言えます。
だから、キャリアプランを考える必要がないのです。

2.唯一の例外

ただ、キャリアプランを考えたほうがよいケース、すなわち「例外」があります。

それは、転職の面接対策です。

転職の面接では、「転職者が考えるキャリアプラン」について、聞かれることがあります。

例えば、
・あなたの入社後のキャリアプランを教えてください
といった質問です。

「キャリアプランなんて考えてもしょうがない」
ということは理解しつつも、面接用の回答は準備しましょう!


3.まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回の内容をまとめると以下の通りです。

①現代はVUCAの時代であり、社会やビジネス環境の変化は予測が難しいため、キャリアが将来どうなっているかの予想はしづらく、キャリアプランを考える意味はない。
②そもそも、キャリアは偶然が重なってできているから、キャリアが将来どうなっているか分からない。よって、キャリアプランを考える意味はない。
③転職の面接では「あなたの考えるキャリアプラン」について質問される可能性があるため、面接対策として答えは用意しておきたい。

以上です。

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ではまた!

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