コーヒー愛飲者が、カフェインを我慢して断食したら。

人生で3日もコーヒーを飲まないなんて、いつぶりだっただろう。

多い時は1日2～5杯コーヒーを飲み、
気持ち悪くなるほどコーヒーを飲むことを「コーヒー酔い」と名付けてコーヒー専門店を巡る趣味がある私。

コーヒーは私のからだの一部となっていたのだが、1日ファスティングするために3日間カフェインを経たなければいけなくなった。

今日は、その時に体に起きた変化について書きます。

目次
①コーヒー好きが断食すると心身に起こる変化について
②コーヒー好きがコーヒーをやめるメリット
③コーヒー好きがコーヒーをやめるデメリット

①コーヒー好きが断食すると心身に起こる変化について

1日ファスティングをするとき、ファスティングの日数分準備食と回復食の期間をもうける必要があるそうだ。

準備食、回復食ともに摂取して良い食材、禁止されている食材が決まっており、コーヒーをはじめとするカフェインは摂取禁止とされている。

理由としては、「カフェインをはじめとする刺激物は胃を刺激してしまうため」「カフェインの体を冷やす作用により、免疫力が落ち、体調不良の原因となるため」「ファスティング中に摂取する酵素の働きを阻害するため」等がある。

そんなわけで、今回は1日ファスティング前後の３日間、コーヒーをはじめとするカフェインを断った。

１日目。

毎朝の日課であるコーヒーを淹れないと、なんだか朝の時間をおざなりにしたようで悲しかった。
友人とランチ。サラダを食べた。
断食すること伝えられず、そのままカフェに。
この時点で15時。
カフェにはデカフェのコーヒーがあり、これならいいか、と頼んだ。(本当はデカフェもNG)

時間が経つにつれて、眠気と頭痛がとまらなくなり、早々に帰宅した。

疲れるとすぐ頭が痛くなるので、疲れたのかなーと思い、薬を飲んで横になった。

2日目。

今日がファスティングデー。
具なしの味噌汁だけ飲んで良い味噌汁ファスティングをした。
お腹が空いてどうしようもないということも、コーヒーが飲みたくてどうしようもない、ということもなかった。

ただただ眠たくて眠たくて…。
頭痛も治まらなかった。

仕事が終わり帰宅したあと、倒れるように寝た。

とても気持ち悪い夢を見て目が覚めた。

名前の分からないムカデのような茶色い虫がお風呂場にたくさんいる夢だった。

気持ち悪すぎて脳裏に焼き付き夢から覚めても忘れられない。

3日目。

早朝。

うなされながら目が覚めたが、目眩がして起き上がれなかった。

脱力感を感じ、ベッドサイドの水を飲んで２度寝した。

仕事のためフラフラしながら起き上がった。

低血糖かもしれない、ときな粉のジュースや野菜ジュースを回復食の朝食とした。

仕事中もふらついてしまい、静かに仕事をこなした。

そろそろコーヒーが飲みたい、と思い、デカフェのコーヒーを飲んだ。

味が濃く感じ、酸味も強く感じ、あまり飲めなかった。

味覚が鋭くなっていた。

夜までに食上げし、玄米ご飯と豆乳スープを食べ、少し元気になった。

相変わらず眠気も強いので早々に就寝した。

4日目。

待ちに待ったコーヒーの再開。

少しだけ胃を気にして若干薄めに淹れた珈琲がおいしかった。

そして数時間後に３日間悩まされた頭痛がなくなり、とても元気に出社した。

目が冴えていて、とても元気だった。

コーヒー１つでこんなに私は元気になるのか・・・と我ながらびっくりした。

ーコーヒーを飲まない３日間で体に起こった変化ー
・倦怠感、脱力感、無気力
・眠気
・悪夢
・頭痛
・集中力低下

私の場合はこんな感じだった。調べてみると他にイライラしたり、吐き気を感じる人もいるそうだ

②コーヒー好きがコーヒーをやめるメリット

カフェインを避けた３日間で体に不調は出たが、メリットにも目を向けてみた。

・朝のコーヒーを淹れるための5分の時間、他のことができた。（頭痛で寝ていた）
・コーヒー豆を消費しない分コストカットできる。
・胃の中がスッキリした感じがある。
・ファスティングのおかげもあるがスキントーンが明るくなった気がする。

絞り出した感はあるが、振り返るとメリットも多くあった。

私にとってコーヒーは何よりの娯楽であり、失いたくない趣味だ。

しかし、美容も趣味。美容面でメリットが多いのもコーヒー。

美容において、かなり効果があると言われるファスティングはまたやってみたいと思っているため、またファスティングは行うつもりだ。

ずっとは辞めたくないが、一時的に辞めても大丈夫なくらいコントロールできる力は身につけていきたい。

③コーヒー好きがコーヒーをやめるデメリット

離脱症状によるものは日数が経てばなくなるのかもしれないが、調べたところによると、この離脱症状は2〜20日程度続く人が多いそうだ。20日間頭痛なんて、QOL下がりまくりだ・・・。

・離脱症状と戦わなければならない（頭痛、吐き気、倦怠感、眠気、抑うつ気分、イライラ、感冒症状、集中困難、気持ち悪い夢）
・目を覚ましたい時に頼れるものが減る。
・カフェインには食欲を抑える働きがあるため、過食になる可能性がある。
・趣味が減る。コーヒーを通じた人付き合いが減る。

生まれて初めてタバコを辞められない人の気持ちが分かったような気がする。

長くコーヒーをやめることを考えてみると同じ趣味や嗜好のある人と共有できるものが減るのはなんだが寂しい。

これらのメリット、デメリットを書き出して

コーヒーとうまく付き合っていきたいと考える機会になった。

好きなものを好きなだけ

から、

好きなものをバランスよく。

へ。