140字小説、はじめました。
どうも。読書が愛人です。
タイトルは芸人のAMEMIYAさん風に読んでもらえるとうれしいです(冷やし中華のあれね)。
さて、タイトル通り、ぼくはさいきん140字小説なるものをはじめました。140字小説とはTwitterの140字という制限のなかでつくった超絶短い小説のことです。
何となくダラダラとTwitterを眺めていたらそんな小説があることを知ったぼくは、面白そうだなとさっそく作ってみました。
というわけで今回はぼくの140字小説をいくつか紹介させてください。丁寧な解説付きです。それではいってみましょう!
読書が愛人の140字小説
これは来年の夏ごろを想像して書いたモノ。
先のことなんて分かりません。それは、前代未聞の渦中にいるぼくたちの未来ならなおのこと。
それでもなんとか危機を脱し、平常が平常に戻ることを願う、そんな思いが込められた140字です。
ちなみにこれまでのオリンピックにおける日本の最高金メダル獲得数は16個。来年はそれを上回る様子が見てとれる描写になっている。
良いですね。
明るい未来を思い描くことで希望を抱ける、とても良い小説ですね。はい。
これは新卒の人たちを思い浮かべて書いたモノ。
ある日、新しい人生の幕開けにどうしようもなく疲れてしまった青年は、家族のことが急に恋しくなってしまう。
青年はせめて母親の声だけでも聞こうと電話をかけた。すると、母のスマホの着信音が、なぜか玄関扉の向こうから聞こえた。
母親は息子に会いにきていたんですねぇ。
一番つらい時を狙いすましたかのような鋭すぎる母親の感。これは、実際に体験したことがあるひともいるのではないでしょうか。
それほどに母親の感ってのは鋭い。まあ、そのことに関しては良くも悪くもだけど(悪いことをしたときは100%の確率で見抜かれてしまうもんね)。
母はこのあと、息子のために何か手料理をつくってやるのでしょうか。カレーかな?それとも肉じゃがかな?
いずれにせよ、こんな日にウーバーイーツですましてしまうのだけは勘弁してあげてほしいところです。
厳しい上司は、実は、自分の昇進のために厳しかった。
ベタなストーリーですがこれを実際に体験したら泣き崩れること間違いなしじゃないですか?
今回は排尿後の展開なので良かったですが、排尿中の出来事だったら、動揺であちこちにまき散らしていた可能性もあります。
これは、そんな「排尿中に感動する話はNG」という物語です(※そんな物語ではない&汚い話で本当にごめんなさい)。
これは実体験を取り入れた、ある意味ノンフィクションな物語です。
ある日、妻にサラダをだされたぼくは、何とかそれを口にすることなく食事を終えたいとおもった。
そこで考えたのが、好き嫌いは個性だという自分の哲学を伝えること。そのことで、サラダを回避できるのではないかと。
結果は140字小説のとおりです。
せちがらい世の中だなぁと思ったあのときのことは一生忘れません。ちなみに2年ぐらい前の出来事です(ぼくは現在32歳です)。
これはもう単純にコトバって凶器になりうるよね。それは、ときに外的な傷を負わせる凶器より鋭利だよね、ってことを伝えたかった。
誹謗中傷はダメなこと。差別的なコトバも絶対ダメ。だけれど、それ以前に「ひとを傷つけること」がもうダメなんじゃないのと。
そんな気がしたときにふと思い浮かんだ物語。自分も気をつけないとなぁと、書きながら自分にも言い聞かせました。
コトバはひとを傷つける要素を多分に含んでいる。どうか、正しく使いましょう。
使い方を間違えなければ、とても美しいのが日本語なのだからね。
おわりに
いかがでしたか?
140字小説とはどういったモノなのかは、お分かりいただけたのではないでしょうか。
やってみると、140字の制約に悩まされるってのは間違いないのですが、それも含め、思いのほか楽しいというのが140字小説にはじめて挑戦した率直な感想です。
圧倒的自画自賛に辟易したあなたも、汚い話に嫌悪感を抱いたあなたも、そこだけが伝わっていれば良いです。
ウソです。
本音を隠さずいうと、少しでも興味が湧いたなら今すぐフォローしてほしいし、これからも読んでほしいです。
ぼくの承認欲求は宇宙です。どうぞ、これからもよろしくです。
以上、「140字小説はじめました」のコーナーでした!
我に缶ビールを。