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おのがじし で生きる

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  水芭蕉の花が におっている
  夢みてにおっている 水のほとり

、、と、2番の歌詩にはありますが『(夏の思い出』)
はたして水芭蕉ってどんな香りなのでしょう?

「悪臭だ(←それは外来種らしい)」「無臭だ」など
諸説あってずっと気になっていたので
久しぶりに大好きなひみつの?場所を訪れました。

そこでは、花嫁さんの綿帽子のようなミルク色の苞が
ある場所はぽつりぼつりと、ある場所にはグループを成して
水辺にほほえんでいました✨🤍✨

それらはまだ生まれたての様子で
果あたりにはなんともいえないよい香りが満ちていました。

以前、尾瀬沼やここを訪れた時には感じなかった香り。。
もしかしたら開きかけたときにだけ香るものなのかしら。

ちなみに、

水芭蕉は日本原産の植物で
花びらにみえる真綿のような苞は
仏像の光背にある火炎のような形をしていることから
仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれてそうです。

  歌の2番の歌詞といえば、、

私たち宮城県第二女子高校の卒業生は
なにかと集まるたびに校歌を斉唱するので

…と、五七五調の美しい大和言葉で綴られた歌詞を
わたしたち卒業生は2番までしっかり歌えます(笑)

じつはその二番の歌詞が大好きで
みんなで歌うと涙ぐんでしまうことがあります。

  黄金花咲く みちのくの
  ふみの都の 学びやに
  あした夕べを おのがじし 
  道にいそしむ 友どちよ
  誠の心 磨きつつ
  清きひかりを 世にあげむ

特に“おのがじし”という言葉からは
いつも、励ましをもらっています。

  おのがじし…ひとそれぞれに 思い思いに 
        転じて “あるがままに”

おのがじしに生き
そう生きるもの同士、受け入れあい支えあっていくのが
私たちの本来の姿なのかもしれません。

   、、と、、

それぞれが好きな方向をむいて、
でも寄り添って咲いている水芭蕉の姿をみて、
校歌の歌詞を思い出した春の昼さがりでした。



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#松尾芭蕉 #夏の思い出 #校歌

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