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2024年6月の記事一覧

「わたしの書く」(詩)

「わたしの書く」(詩)

詩が書けなくなることって
あると思う?

私はずっとずーっと
書いていたいわ

書けなくなっても
無茶を書きなぐっていると思う

言葉は我慢強いもの
私のそばにずっといたもの

詩が書けなくなったらって
こわくない?

こわい
だけどこわくていい

大切にも乱暴にも不埒にも
扱うって丁寧さはかわらない

私は言葉が好き
いつまでも書いてる

「書かなければ死ぬ」から「知ること」までの詩の解説

「書かなければ死ぬ」から「知ること」までの詩の解説

はい、
溜めに溜めまくった詩の解説をまとめてしてしまおう、第二段です。

もう、
これはこのまま、その通り。
書く以外の価値はいらない。と思うくらい、書いて生き、書き終えて死にたい。
でもさすがになかなか読んであげられない本たちには、
申し訳なさを持っていたりもします。
それでもそばにいてくれる本に感謝する詩でもあります。

私の中の、
終わりと始まりはひとセットで、
セットどころか螺旋のように巻

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「紫煙」(詩)

「紫煙」(詩)

トカレフ
かっこいい銃ね
私のこめかみが強請ってしまう

カトレア
なんて可愛い花なの
耳に挿したい

アネモネ
私の心にあのようなものを与えてよ

ああ 味わい深い白いマイクをなぞる
私はメロウにカナリアに成り
夜を明かさず消えてしまう

煙る幻
あなたの紫煙になりたいわ