詩「日比谷線午前二時の記憶の記憶が」

きみの舵を取るのは青い猫
探さないで今夜の狡いエコ
僕の両目は今日も尖るレオ
隠し 回るペン先軋むエゴ

嗚呼

街角は酷い人違い
(ララ ラ)
開くスマホにあらぬガイドが
(ラ ララ)
日比谷線 獰猛にたける
スマホの中には
埋葬された時間たちが
(ラ ラ ラ)
その時ごとの産声を上げる

きみの舵を取るのは青い猫
探さないで今夜の狡いエコ
僕の両目は今日も尖るレオ
隠し 回るペン先軋むエゴ

嗚呼 嗚呼

ワルツを踊るなら少しばかりのBPM
きみの望んだ臨死事故を
叶える振り子のようなぼくのぼく
ラ ララ まだ? ララ まだラララ?

きみの舵を取るのは青い猫
探さないで今夜の狡いエコ
僕の両目は今日も尖るレオ
隠し 回るペン先軋むエゴ

麗しき枯木を割く様タッチ
さけるチーズ剥く午前二時
隣同士ぼくたち永久に合致
メモリー回れよこの袋小路

ララララララララララララ
ララララ、ラララララ二乗
ララララララララララララ
ラララララ、ララララ無常 嗚呼



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