母からの電話に出れない
母から久しぶりに電話がかかってきた。
それと同時に涙が出てきて電話に出れない。
私は学生の頃から親に相談事をしてこなかった。その癖がついたまま、二十歳を超えた頃から余計に「大人気ない」と思い込んでしまって頼り方が分からない。
親は心配するだろう。
23年間一緒に暮らしていた娘が電車で片道5時間かかる土地で一人で暮らし、仕事に悩んで適応障害になって、そのまま転職と引越しを一人でしようとしている。心配するのが当たり前だ。その上私が滅多に連絡しないでいる。
本当は頼りたい。泣きつきたい。全てを親にどうにかしてほしい。頼る人がいないからもう親に頼るしかない。でもできない。情けなさが出てしまう。親に話して一体何が解決するんだと思ってしまう。
実家に戻れと言われるんじゃないか、そんな怖さもある。
立派にやってるよと胸が張りたくて心配に拍車をかけたく無い。
一人でなんとかしたい。(誰かそばにいてほしい)
自由に過ごしたい。(誰かに支えててほしい)
心配させたくない。(助けて)
そんな感じ。
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1回目の適応障害シリーズ
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新卒入社→適応障害→退職の社会人1年目に起こったお話。
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