次男の12歳の誕生日


6月26日 ·


次男「ひかり」の12歳のお祝い、みなさんどうもありがとうございました。
子供の成長をたくさんの人に祝福してもらえる喜びを 味わうのと もう一つ 目を向け、見守る現実があります。
シェアしますね。
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私たちは、母子家庭です。
次男 ひかりは、小さな時 離れることになったお父さんの喪失感が大きく、彼の中で大きな痛みになっています。
昨日の次男の誕生日は 夕飯に彼の大好きなお父さんを呼んで、一緒に食事をしました。
嬉しそうで、大はしゃぎで、興奮して、嬉しそうでした。
ひかり(次男)はお父さんが大好きでした。
小さな自分にも理解しやすいように具体的に説明してくれたり、
大きな身体で、抱っこしてくれたり、彼が落ち着ける存在だったのだと思います。
食事の後 私たちは離婚しているため お父さんは帰ります。

彼は、いついなくなるのか不安なのか、
最後まで神経を張り巡らせていて いなくなるお父さんを確認するようにして見送りました。
三男は、バイバーイと あっさりと離れられるけど、次男は違いました。
私は、見てみないふりをしました。
十分に彼の必要が満たされたらいいなと思ったから。

翌朝、いつものように起こしに行くと、次男は「頭がいたい」と言って、起き上がれませんでした。
衰弱したかのように、一日中寝ていました。
ご飯もやっと食べて、ただ自分の喪失感といるようでした。
(全ては私の想像でしかないけれど、その姿を見ていると 複雑です。)
「十分に、必要なだけ休むといいよ。」
「十分休んで、力が湧いてきたら またバスケット 頑張ればいいよね。」と話しました。

彼が、バスケットを頑張ることの意味が、
何となく理解できました。
彼の中で具体的で わかりやすいことが彼自身の助けになっていて、難しさの理解を促進していて、大事なんだろうなと。
そして、できるようになったことを 母親以外に認めてくれる存在がいること、
解りやすく説明して指導してくれる人の存在、公正な目を持って指導してくれるコーチたちがいること、彼のなかで抜け落ちたピースをはめてくれる何かがバスケットで満たされているんだろうなと。

そう思ったら、
休むだけ休んだらいいよと思った。
力が沸くまで、
今ある喪失感の中で、その下にある力につながるといいよと思った。
きっと彼は、今まで何度もそうしてきていたと今更ながら理解した。
私に弱音を吐かない次男が「休みたい」「頭がいたい」そういって学校を休む時は、今までにも何度もあった。
何度も、「うん、わかったよ」
必要なだけ、ゆっくりさせてきた。
そうして 私たちは前に進んできたことを確認した。
写真は4歳の誕生日。

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