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投資信託を運用する会社のnoteを応援したくて、まとめてみました

上場企業のIR記事を配信する「IR noteマガジン」が盛り上がっていますが、会社の株式に投資するには直接会社の株を買う以外に、投資信託を購入する、という選択肢もあります。投資信託という器を通して、会社の株に投資をする(会社のオーナーになる)ことになります。

IRの担当者さんたちは自分たちの会社に関心を持ってもらおうと、熱心に発信を行っています。では、投資信託を設定・運用する会社はどのくらいnoteを活用しているのでしょうか。気になって、調べてみました。

まとめてみると、アナリストの発信やイベント報告のほか、資産形成や投資に関するコラム、時事ネタやニュース解説などを発信しているケースが多いようですが、投資先の会社についての発信や、ファンドマネジャーによる現場リポートなどもありました。

会社のこと、運用する投資信託のこと、知ってもらおう

投資信託はNISA(少額投資非課税制度)や確定拠出年金(企業型DCやiDeCo)の対象商品になっていますが、本数が多いこともあり、個人投資家さんからは投資信託を運用する会社や商品の違いがよくわからないという声もききます。

投資信託を運用する会社も、もっと自分たちの会社のこと、たとえば、投資哲学や強みなどを知ってもらいませんか。

運用する投資信託についても、投資先の会社のこと、月次レポートや運用報告書の解説など、購入して長く保有してもらうための工夫や発信があってもよいと思うのです。noteを読んで、その投資信託についてより詳しく知りたい人には、目論見書や月次レポート、運用報告書などにつなぐ、という方法もあるかもしれません。

noteには会社や投資信託を知る入口としての役割のほか、受益者(投資信託の保有者)がマガジンをフォローすることで、定期的に情報が届き、忍耐強く投資を続けていくために"伴走"する役割を担えるかもしれません。

投資信託のSR(シェアホルダー・リレーションズ)、期待しています。

※順不同。抜け漏れはあるかもしれません。


◆コモンズ投信

マガジン「マーケティング部齋藤が日々のニュースをつぶやきます」では、投資先企業のニュースを長期投資の観点でつぶやいている。イベントの開催レポートもあり。

◆ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式note。
「未来をつくる レオスの金融教育」などのマガジンあり。投資やお金についてさまざまな発信を行っている。

◆三井住友DSアセットマネジメント

「ファンドマネージャーが行く!~FM 視点の現地調査レポート」や、直販専用ファンド「アクティブ元年・日本株ファンド」についての情報を発信するマガジンなどがある。更新頻度高い。

◆鎌倉投信

社長の鎌田恭幸さんが投資について、鎌倉投信が掲げる投資観についてなどを隔週で発信している。

◆農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)

イベントレポートやアナリストのつぶやきなど。

◆ニッセイアセットマネジメント

マガジン「時事ネタからみる掲載」などを掲載。

◆さわかみ投信

マガジン「アナリストと考える」「セミナーQ&A」などを掲載。

◆セゾン投信

マガジン「相談室のつぶやき」。

◆マネックス・アセットマネジメント

◆GCIアセット・マネジメント

◆THEO[テオ]by お金のデザイン

現状、noteを活用しているのはアクティブ運用を行う会社が多いです。ただ、米国バンガードのように投資哲学のある会社もあるわけですから、パッシブ運用を行う会社の発信も可能だと思います。

最後に、池松潤さんのnote記事にあった情報発信が上手なIR noteの特徴3つは投資信託にも当てはまる気がします。
1:誰が発信しているか?顔や人柄が見える
2:一方通行のプレゼンではなく、コミュニケーションを取ろうとしている
3:SNSを組み合わせて使うなど読んでもらうための工夫を色々している

noteを活用した「投資信託でSR」、広がるとよいですね。「#fundでSR」などとしたらよいでしょうか。よき案があれば、お寄せください。

いただいたサポートは取材に協力してくださる投資家さんへのお土産と、遠くに住む方に会いにいくときの移動代に充てたいと思います。あちこち飛んでいきたい!