GCIアセット・マネジメント
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<日経平均の展望> 2024年4月の金融財政事情のコラムの中で、日本株のリスクシナリオの一つとして、「FRBが利下げを決意すれば、円高の圧力から日本株の下振れリスクは避けられないだろう」と述べた。そして今夏の円高を契機とする日本株の下落は、この予想が現実化したように見える。同時に、過去の日経平均の動向を踏まえ、前年比株価変動率が+50%を超えてピークアウトした際には「調整またはボックス相場に移行することが多い」と指摘したが、この見通しもおおむね想定通りの展開となっている。ただ
前回記事の続きです。前回記事は以下よりご確認ください。 エンダウメントの資産運用を日本の個人投資家が再現するための手法(1/2) https://note.com/gciam/n/n936d36bf3836 日本の個人投資家が再現するためには?資産運用に関して、エンダウメントと個人投資家の資金性質や考え方は近しいとお伝えしましたが、ここからは日本の個人投資家がエンダウメントの資産運用戦略を再現するためには、どのようにすればいいのか考えていきたいと思います。エンダウメントの資
エンダウメント(米国の大学基金)は、その独自の資産運用戦略と長期的な投資視点で知られています。彼らは単に米国の株式や債券に投資するだけでなく、「オルタナティブ」と呼ばれる資産クラスにも積極的に投資を行い、多様なポートフォリオを構築しています。日本の個人投資家においても、国内で未上場株等を組み込んだ公募投資信託が設定可能になり、エンダウメントの成功を参考にしながら、その資産運用手法を再現することは、もはや不可能ではなくなってきています。本コラムでは、まず、エンダウメントの資産運
近年、人工知能(AI)の進化は金融業界にも大きな影響を与えています。特に、ヘッジファンドの分野ではAIを活用した応用が増えてきており、投資戦略に新たな可能性が開かれてきているように感じます。その中でもクオンツヘッジファンドは今後ますますAIとの結び付きが深まると予想されています。人々が注目するその具体的な関係性とはどのようなものなのでしょうか。今回はクオンツヘッジファンドの役割と未来: AIと資産運用の交差点というタイトルで皆様と考えていきたいと思います。 クオンツヘッジフ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB221A20S4A120C2000000/ (※上記リンクは、株式会社日本経済新聞社が運営する「日経電子版」のサイトへ移動します。) (※上記リンクの記事全文の購読には有料会員登録が必要です。) 記事にある通り、投資信託協会が定める自主ルールが改正され、公募投資信託において非上場株を組入れることが可能となりました。 これまでも制度的に組込みが禁止されていたわけではありませんが、公募投信に求められる
昨年9月の週刊金融財政事情という雑誌のコラムにおいて、「日本株も米国株も今年の後半は上値の重い展開が予想される。日経平均は年末にかけては、±10%前後のボックス圏の推移がしばらく続く可能性が高いとみている。」と述べた。そして、昨年の11月9日のロイターのコメントで、「6月をピークに外国人買いが一巡しているが、年明けには買いも戻りやすいだろう』とみており、日経平均の年初来高値は年明け以降になるのではないか」と述べた。予想通り昨年はボックス圏で推移し、2024年1月9日には、日
人生100年時代と呼ばれる中、皆さまは老後や将来のビジョンに不安を感じられたことはないでしょうか?老後の資金が不足してしまうのではないか、という切り口から、テレビやネット記事で資産形成の重要性が謳われることは当たり前となったように思われます。私どもとしても、資産形成は私たちの人生をより豊かで充実したものにするための重要なステップであると考えています。思い描く理想の未来をつかむためには、しっかりと目的と目標を明確に設定し、効果的な資産形成の戦略を立てることが不可欠です。本記事で
近年、日本においては「大学ファンド」が注目を集めています。この「大学ファンド」は政府や研究大学が拠出した資金を運用する仕組みであり、ファンドの運用益をもとに「国際卓越研究大学」として認定された対象大学に対して資金配分を行うというものです。この資金は研究施設の整備や研究者の育成に活用され、大学の国際競争力の強化を目的としています。将来的には、各大学が自らの資金で基金を保有し、その資金を運用・活用していくことが目指されています。ただ、このような大学基金の活用は日本発祥のものでは
日本の株式市場が海外投資家の影響を強く受け、米国株式と日本株式の連動性が高くなっていることを今までのコラムで述べてきた。では、リスクの視点からこれらの連動性を利用する具体的な活用方法を考えてみたい。一つのアイディアとして、S&P500種指数のボラティリティを表すVIX指数(Chicago Boards Options Exchange Volatility Index)を利用する手法を考えてみたい。VIX指数は今までのコラムでも述べているように、S&P500種指数を対象とす
https://carboncredits.com/carbon-credits-are-a-key-player-in-closing-carbon-emissions-gap/ 1997年のCOP3、京都議定書により国際的に合意された気候変動対策。 年々国際的な気候変動への危機感の高まりとともに特に2010年代以降、合意形成が進み、2015年のパリ協定では産業革命前からの世界平均気温の上昇を+1.5度に抑えることを目標に対策を進めることが、国際的に合意されました。 しか
ヘッジファンド戦略の起源と影響(ジョージ・ソロス、LTCM等)ジョージ・ソロスとそのマクロ戦略 ソロスは1949年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を卒業した後、数々の投資会社で働き、1973年に自身のヘッジファンドであるソロス・ファンド・マネジメントを設立しました。ソロスは、哲学者カール・ポパーの影響を受けた「反証可能性の原理」を投資に応用し、これを「反射理論」と名付けました。反射理論は市場参加者の誤った信念が市場の基礎的な変数に影響を与え、さらにその変数
海外投資家と個別銘柄との関係をみる上で典型的な例を見てみよう。最初に、AI関連の代表的なIT銘柄で最も注目されているエヌビディア(NVIDIA)は日本株とどのような関係にあるのか着目してみる。 エヌビディアは、AIのカギとなる画像処理半導体(GPU)メーカーである。今年の前半はAI関連の銘柄が注目を浴び、エヌビディアの株価は、2023年1月~8月末までの動きでは300%を超える上昇となった。この銘柄との関係が最も深い国内株式銘柄はアドバンテスト(6857)である。同社
ヘッジファンドの復活とジュリアン・ロバートソン1980年代のヘッジファンド復活の始まり 1980年代には、金融自由化とグローバリゼーションが進展し、ヘッジファンド業界もその波に乗って大きな成長を遂げました。1980年代の初めには、ヘッジファンドの数は100以上にまで増加しました。 金融自由化の波は、ヘッジファンドにとって重大な転換点であり、好機をもたらしました。金融規制の緩和により、これまで行うことが難しかったレバレッジやショートセリングといった取引が可能になりました。こ
本日は、大学エンダウメント運用が、インドでも広がりを見せ始めている、という記事のご紹介です。 (※上記リンクは、AsianInvestorのサイトへ移動します。) (出典:AsianInvestor) 卒業生からの寄付金などを基金として長期運用し、運用益で大学の運営費や学生の支援費用を賄う、エンダウメント。資金調達手段の限られる大学にとって、こうした長期的な財源の確保がより良い大学経営やアカデミズムの探求に重要であることは、国を問いません。 記事でも紹介されている
当社代表の山内のコラム記事が掲載されましたのでご案内させていただきます。当該記事に関しては「THE GOLD ONLINE」に2回に分けた連載形式で掲載されました。 また、関連する記事として「イクタス」に米国株にフォーカスしたデジタルラップサービス「米国ETFラップ」のご紹介を簡単に行っております。 記事に関しては下記よりご覧ください。 【第1回】「分かりやすい!「株でもうけている人」が徹底的におさえている4つのポイント。リーマンショックで「損をした人」との比較を添えて【専
物価上昇の影響は、最近ではニュースや新聞記事で見かけない日はないほどで、その影響の広範囲さ・深度は推して知るべしですが、もちろん運用の世界も無縁ではありません。 運用目的によって考え方が異なる部分はありますが、運用にも様々なコストがかかり、それらのコストも物価上昇の圧力を受けています。例えば投資信託の場合ですと、購入時手数料・信託報酬・売買委託手数料などがこれに当たりますが、これら手数料によって人件費・システム・取引手数料・資料や報告書作成など投資信託の運用や販売にかかる全