ベン・E．キングとの思い出 | 永遠の名曲「スタンド・バイ・ミー」

2015年4月に、この世を去ったベン・E．キング(享年76歳)。
トップの写真は、民音のアーカイブより1991年12月13日の中野サンプラザ公演の写真です。

1991年公演のチラシ

民音では、1991年12月の来日公演から、2012年8月の神奈川県民ホールと中野サンプラザでの公演、そして逝去前の2014年2月に中野サンプラザでの生前最後の東京公演を開催しました。

スタンド・バイ・ミー ライブ2014 (中野サンプラザ2014/2/14)

「スタンド・バイ・ミー」は同名の映画主題歌として知られている曲ですが、彼がドリフターズ脱退後に、ソロ転向してまもなくの1961年にリリースされています。その後、1975年にジョン・レノンによるカバーリリース、そして1986年の映画公開時によるリバイバルヒットなどがあり、伝説の名曲として愛され続けています。

日本のツアー来日時には、民音音楽博物館へご来館(2012年)や、広報誌みんおんクオータリーでのインタビュー掲載(2014年・第34号)などで交流を重ね、楽しいひと時を過ごしたことも、私たちにとって思い出深いです。

民音音楽博物館にて古典ピアノ見学（2012/9/3）

彼は、親日家としても知られており、特に2011年の東日本大震災後に「上を向いて歩こう」の日本語でのカバー発表や東北の被災地訪問など、「スタンド・バイ・ユー（あなたのそばにいる）」をテーマに、励ましの活動を続けられたことは、いつまでも忘れられないエピソードです。

「上を向いて歩こう」UNIVERSAL MUSIC JAPANさんのYouTubeより

インタビューでも「誰かが辛く苦しい思いをしている時こそ、音楽という贈り物を届けるべきだと思います」との言葉の通り、どこまでも心の温かい方でおられました。

来日中のインタビューでのひとコマ(2014/2/13)

彼の生の歌はもう聴けませんが、「スタンド・バイ・ミー」は、永遠の名曲として、世代を亘って歌い継がれていくでしょう。ベン・E．キングさん、ありがとうございました。

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