ウズベキスタン | ミュージック・ジャーニーvol.35
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ウズベキスタン | ミュージック・ジャーニーvol.35

みんおん -民主音楽協会-

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。
今回は、中央アジアの中心に位置するウズベキスタン共和国へ、駐日ウズベキスタン共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。

魅惑の国ウズベキスタン
ウズベキスタンの魅力のひとつは、国内外の人々を魅了してやまないシルクロードの面影を今に伝える街並みと4つの世界遺産です。なかでも、シルクロードの中心都市サマルカンドは、その美しい景観から、“青の都”、“イスラム世界の宝石”、“東方の真珠”と讃えられています。
また各都市にあるバザール(市場)には、食料品や日用雑貨、衣服等をはじめ、その都市の特産品が販売されていて、見るだけでも楽しむことが出来ます。

ウズベキスタン最大の都市タシケント
首都タシケントは、20世紀初頭より、文化や政治、経済等の分野で急速に発展し、現在は、人口約250万人を擁し“中央アジアの首都”と称されるほどの近代都市となりました。

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街には、“ウズベクの文学の祖”として中央アジアの人々から敬愛されているアリシェール・ナワイーの名前を冠する公園、道路、劇場などが見られます。なかでも、ナヴォイ劇場は、第二次世界大戦後、タシケントに抑留された日本人が建設に従事した建物で、1966年の大地震の際には、避難所としても利用され、頑丈に設計された日本の建築技術に感嘆と感謝の声が寄せられました。

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タシケントでは、大地震の影響で、あまり歴史的な建造物を見ることが出来ませんが、旧市街地チョルスーでは、古くからの街並みを垣間見ることができます。ここには、最も古い大規模なチョルスー・バザールがあり、地元の人々や観光客で賑わいをみせています。

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タシケントを訪れた際には、中央アジアで最初に造られた地下鉄を利用して、街を散策してはいかがでしょうか。

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シルクロードのロマン漂う4つの世界遺産
サマルカンドは、紀元前よりシルクロードの中心都市として栄え、ティムール朝の都として栄華を極めました。観光名所レギスタン広場は、サマルカンド・ブルーと呼ばれる円屋根のメドレセ群が立ち並んでいます。2001年には、東西の「サマルカンドー文化交差路」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。

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1993年に世界遺産に登録されたブハラ歴史地区には、シルクロードの重要な商業の拠点であったことを示す施設が数多く残っています。かつて頂きに火が灯された巨大な光の塔「カラーン・ミナレット」は、シルクロードを行きかう商隊の道標になったと伝えられ、その美しさにチンギス・ハンも破壊を禁じたといわれています。

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5000年の歴史をもつといわれるヒヴァでは、外敵からの侵入を防ぐために造られた二重の城壁イチャン・カラを見ることができます。
その内部には、美しい遺跡が多く残されており、1990年には世界遺産に登録されました。

4つ目の世界遺産のシャフリサーブス歴史地区は、ウズベキスタンの英雄の一人とされるティムールの生まれ育った街で、木々が茂る庭園が多いことからペルシャ語で“緑の町”と名付けられました。ティムールが建てた最大の建築物、アクサライ宮殿跡等を見ることができます。

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ここで、大使館推薦の音楽家 ディルノーザ・アルティコワによる伝統的なダンスを、美しい世界遺産の風景と共にお楽しみください。

「101」 ディルノーザ・アルティコワ

ウズベキスタンの伝統的な食文化
ウズベキスタンでは、チャイ(お茶)を飲む習慣があり、チャイハナといわれる茶屋(カフェ)で食事と一緒に楽しむことができます。
おもてなしの際には、お客様への敬意が高いほど、少量のお茶を入れ、何度もお代わりをお願いするという独特な習慣もあります。

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ウズベキスタンの食卓では、チャイとナン(丸くて平たいパン)は欠かせません。その他、2016年にユネスコの無形文化遺産に登録されたウズベク風ピラフのプロフや、シャシュリク(串焼き料理)などの伝統料理や、大変に甘くておいしい果物が人気で、夏場はスイカやメロンが、バザールで山積みになって売られています。

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生活に息づく音楽文化と伝統工芸
ウズベキスタンの音楽文化は、4つの大きな地域のスタイルに分けることができます。
その一つが、ヒヴァを中心に長年伝えられてきたホレズム地域の音楽文化でウズベキスタンの民族芸能の源流とも言われています。

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マカーム(古典音楽)、スボラ(宗教歌)、一般的な俗謡(現代音楽)、英雄叙事詩・ダスタン、ハルファ(女性の生活に息づく音楽)の5つの伝統的なジャンルとして発展してきました。
女性舞踏手が、色鮮やかな刺繍が施された伝統的な布「スザニ」を用いた衣装を身にまとい、美しく旋回する“胡旋舞”の美しさは必見です。

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民音では、「シルクロード音楽の旅」シリーズでアーティストを招聘、そして国際音楽フェスティバル「シャルク・タロナラリ」へ日本の音楽家を派遣する等、相互交流を行ってきました。

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今回は、ホレズム地域の音楽舞踊を紹介した「ウズベキスタン民族歌舞団」公演(2000年)の中から、2曲をお楽しみください。

1.「ナスルロ」
伝統楽器ドゥタールと弦楽器タンブールによる古典的な楽曲。

2.スルナイ・ラズギ「お祭りのフィナーレ」
人生の楽しさや喜びを表現したスルナイの踊りと圧巻の胡旋舞。

<ウズベキスタン民族歌舞団>
国際舞台で活躍する一流の演奏家、舞踊手、歌手によって編成され、ウズベキスタン全土で優れた伝統音楽と舞踊を現代にまで保存してきた歌舞団。

大使館推薦の音楽家
最後に、ウズベキスタン大使館推薦のアーティストによるダンスと演奏をお楽しみください。

1.スルナイ・ラズギ ディルノーザ・アルティコワ

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<ディルノーザ・アルティコワ>
ホラズム州ウルゲンチのGavkhar舞踊団の舞踊家。センセーショナルなダンサーとして人気が高く、総勢80名のダンサーと音楽家で構成されるアンサンブルの看板娘的存在として、国内外にて活躍しています。

2.ウルギムサン・ヴァタニム「私の偉大な祖国」 セヴァラ・ナザルハン

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<セヴァラ・ナザルハン>
ウズベキスタンの伝統音楽、現代音楽を取り込み、国際的な有名アーティストとのコラボレーションも行なっています。2004年には、有名な英国のミュージシャン、ピーターガブリエルのワールドツアーに参加し、ヨーロッパ、アメリカ、カナダで50以上のコンサートを開催。同年イギリスのBBCが発表する「BBCラジオ3アワード・フォア・ワールドミュージック」で「最優秀アジアアーティスト賞」を受賞しています。

ウズベキスタンは、本年(2021年)、独立30周年を迎え、人口約3350万人の半数以上が30歳以下という若年層の力と、豊富な天然資源で今後のさらなる国の発展が期待されています。
夏は気温40度を超え、冬は-20度にもなるので、ウズベキスタンへの旅行は、過ごしやすい春や秋がおすすめです。

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皆さん、ウズベキスタンの音楽の旅はいかがでしたでしょうか。
音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

協力、写真提供:駐日ウズベキスタン共和国大使館、ウズベキスタン共和国観光スポーツ省

Min-On Concert Association
-Music Binds Our Hearts-

この記事は英文での提供もしています。
https://www.min-on.org/10896/min-on-music-journey-no-35-uzbekistan/

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みんおん -民主音楽協会-
半世紀以上にわたって音楽についていろいろなことをチャレンジしています。112ヵ国・地域との文化交流コンサートをはじめ、音楽博物館事業、東京国際音楽コンクール<指揮>、学校コンサートなど幅広く活動しています。