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「バズるツイート」を書くために意識している5つのこと

わたしは普段お仕事で、クライアントさんへの取材をまとめて「ツイート」を作成しています。その際に気をつけていることがいくつかあるので、ここでまとめてご紹介します(といっても、ほとんど竹村さんと『書くのがしんどい』からの受け売りなのですが)。

①最初の10文字が勝敗を決める

竹村さんに教えてもらったバズるツイートの法則があります。それは「最初の10文字で、読み手が求めるものが書いてあるツイートだと思わせる」ことです。

Twitterのタイムラインには、毎日たくさんのツイートが流れてきます。だからどんなにいいことが書いてあっても、そもそも読んでもらえない可能性のほうが高いです。たくさんのツイートの中から目に留めてもらうためには、誰にとってメリットがあるツイートなのかを最初に示す必要があります。

ビジネスがうまくいく考え方なのか、営業がうまくいくための話なのか、おもしろい文章を書くためのノウハウなのか。それがわかる一文を、冒頭に持ってくる。

たとえばこのツイートは、『書くのがしんどい』から引用してわたしが作成したものです。冒頭に「いい文章を書くには」を持ってきたことで、「このツイートにはいい文章を書くコツが書いてあるよ!」と、一目でわかるようにしています。そうすることで、きちんと最後まで読んでもらえる可能性があがるのです。

②強い言葉を1番前に持ってくる

普通になにも考えず文章を書くと、「結論」は一番最後に持ってきてしまいがちです。ふだん話す時などは「こうだからこうです」という「理由→結論」の順番で話すことが多いからです。

しかし、結論に使われている言葉こそ、ぱっと目を引くパンチラインである可能性が高いです。

たとえば、

「〜〜〜だから、〜〜〜な上司はダメです」と書くよりも

「ダメな上司は、〜〜〜です。なぜなら〜〜〜だからです」と書いたほうが、

「ダメな上司」という強い言葉がぱっと目に入るので、内容は同じでも読んでもらいやすくなります。

③「あるあるネタ」を入れる

「いいね!」と思ってもらうには、多くの人が共感できる内容である必要があります。そもそもわかりづらかったり、「自分には関係ない話だな」と思われてしまうと、読んですらもらえません。

そこで「あるあるネタ」を入れるのは有効です。「こういう人ってよくいますよね」とか「こういうことってありますよね」というのを入れて読者を引きつけてから、伝えたいことにつなげるのです。

たとえばこんな感じ。「わたしなんて文章に書くような面白い話、なにも持ってないよ……」というのは、わたしもよく思うことです。「わかる!」と思ってもらえる人が多いかなー、と思って、これを冒頭に持ってきてみました。

④タイムラインでの「占有面積」を広くする

ツイートを書くときは、なるべく140字ぴったりにすることも意識しています。そのほうが内容が濃くなるというのもありますが、シンプルに「タイムラインでの占有面積が広くなる」からです。

たとえばこちらのツイートは、ほぼ140字フルで使っているうえに改行もしているので、タイムラインに流れてきたときにかなり目立つと思います。小手先のテクニックと思われるかもしれませんが、けっこう効果はあります。

ちなみにこのツイートは「わかりにくい文章」という強めの言葉を冒頭に持ってきているので、①と②と④をフル活用して書いています。笑

⑤説明的な言葉は使わない

ぱっと見て「どういう意味かわからない独自の表現や言い回し」は、ツイートの時はなるべく使わないようにしています。これは書籍やnoteのタイトルを決めるときと似ていて、その内容を初めて目にする読者でも興味を持てるようにするためです。

たとえば今日のこのnoteのタイトルが「瞬発力が命の世界、ツイッター」とかだったら、どうでしょうか。「ん?どういう意味?」とすら思わずに、スッと流されてしまうような気がします。でも「バズるツイート」という言葉なら、なんの説明もなくても多くの人に意味が伝わります。

うまい例えや独自の言い回しは、本文の中で取り入れるとじっくり説明もできて、文章に深みが増します。しかし、少ない文字数で魅力を伝えなければならないタイトルや140字のツイッターでは、なるべく避けるようにしています。

全部に共通して言えるのは、やっぱり「読者目線」が大事だということ。なんだか最近反響のあるツイートが書けないな、と思ったら、この基本に立ち返ることを意識したいです。

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