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「社長しかいない会社」に入社して1ヶ月、率直な感想を書いてみた

編集者の竹村俊助さんが代表を務める株式会社WORDSに入社して、もうすぐ1ヶ月になります。

社会人1年目で「まだ社長しかいない会社」で働いてみて、いいことも驚くこともすでにたくさんあったので、まとめてみます。

まずは、よかったことです!

上司=社長=会社。 誰にどう評価されればいいか、わかりやすい

なによりもよかったのが、これです。

会社には社長しかいないので、直属の上司=社長だし、社長の意向=会社の意向です。そういうと「ワンマンな感じなのでは……」と思われるかもしれませんが、実はとってもシンプルで快適です。

社長の役に立てば、それが会社からの評価に直結するからです。

ふつう、組織で会社に評価されるためには、まず直属の上司に評価されなければなりません。上司が課長に「あいつ頑張ってますよ」といってくれれば、数珠つなぎのように社長まで評判が届き、社内での待遇につながります。

「会社の理念」=「社長の考え」=「部長、課長、直属の上司の考え」というふうになっている組織が理想ではあります。でも、現実はなかなかそうはいきませんよね。

もし、直属の上司が「自分の保身のことばかり考えている人」だった場合、その上司に評価されるために行動することは、クライアントや会社のためにはならない可能性があります。もちろん、部下と上司では見えている景色が違うので、一概には言えないのですが。

でもいまの会社には、社長とわたししかいない。当然、変な社内政治などもありません。

弊社の社長は理念も最高なので、社長のやりたいことを叶えることがクライアントさんのためにもなります。

結果として、評価や人間関係などに気力や時間を使わずに、目の前の仕事をまっすぐがんばれる最高の環境だな〜、と思っています。

社長のノウハウをダイレクトに学べる

これも本当にありがたいです。WORDSのオフィスには竹村さんに加えて、『嫌われる勇気』『君たちはどう生きるか』などを手掛けた柿内さんというスゴい編集者さんもいます。

こんなすごいおふたりから、自分の仕事にフィードバックをいただけるというのは本当に贅沢だなと思います。お金を払ってでもやってもらいたいようなことを、お給料を頂きながらやれているという、奇跡みたいな状態です。


続いて、びっくりしたことです。笑

入社1週間で銀行口座の管理を任された

「今度から請求書の振り込みをお願いしたくて……。はい、鍵」みたいな感じで、入社1週間で会社のお金の管理を任されたときは、けっこうびっくりしました。

自分のお給料も自分で振り込むという謎の状態で、うっかり手がすべってゼロを2つほど足してしまわないかと怯えています。笑

入社2週間でバイトの教育を任された

最近、WORDSでは学生アルバイトを採用しました。竹村さんのnoteの最後にこっそり募集を載せたら、15分後くらいに応募してきてくれた子です。

電話番号を問い合わせメールに書いていてくれたので、その場で電話して「10分後にZOOMしましょう」といって、怒涛のスピードで採用が決まりました。ベンチャーっぽい。

竹村さんに「じゃあ、その子のことはよろしく!」と言われて、「ええ〜!!」と思いつつ、いま少しずつ仕事をお願いしているのですが……。

やっぱり、人に教えるのって難しい! というのを痛感しています。

いかんせん編集とか文章の書き方って、細かいところまで言語化するのが難しいんですよね。これまで感覚でやっていた部分を、教えることで言語化していってるので、わたしの方が勉強になっているぐらいです。

わたしは1年目で前の会社を辞めて、部下を持ったことがないので、「本当にこの教え方でいいのかな!?」と日々悩んでいます。コーチングの本とか、読んだほうがいいんでしょうか!?


最後に、大変だなあと思うことです!

気軽に話せる同期がいない

年齢の近い、気軽に話せる人が職場にいないのは、ひとつデメリットかもしれません。ライバルがいないという意味ではいいのかもしれませんが「これ難しいよね〜!」とか「大変だよね〜!」と言い合える同期がいるだけで、ちょっと気が楽になることってありますよね。

業務委託でお仕事をお願いしている、佐藤さん藤井さんという方がいるのですが、そのおふたりとお話できる時間が、わたしにとってささやかな楽しみになっています。

「識学的には、社長はスタッフと距離をとった方がいいから」という竹村さんの意向で、スタッフさんとのやりとりや定例MTGは、基本わたし1人でやることになっています(最初は「ええ〜!!」と思いました)。

社会人として大先輩のおふたりに対して、社員という立場でミーティングをしないといけない。すごく緊張しましたが、おふたりがいい方々で本当に助かりました。

「なんでも屋」にならないといけない

わたしは、竹村さんがなるべく編集の仕事に集中できるように、それ以外の仕事は基本的にどんどんやりたい! と思っています。それで気がついたら、採用担当も経理担当も、オフィスの家具選びも、全部やっている状態になっていました。

いまのところ、それで楽しいので全然問題ないんですけどね。でも、「もっといろいろやりたいのに、キャパが足りないよ!!」と思うことはあります。気合に頼らずにいろいろ効率化して、キャパを増やしていきたいです。

結論:裁量が大きいと、やる気も責任感もわいてくる

結論として、社長しかいない会社で働くのは「大変だけど、楽しい!」です。

やるべきことが多くて、手が回らない大変さはあります。でも、人間関係や「自分にはどうしようもない上の事情」で悩むことは一切ありません。

努力すればするほど会社とクライアントのためになって、評価もされる。

このシンプルでわかりやすい環境が、わたしは性に合っているな、と思います。

しかも、裁量が大きい。「わたしがやっていいんですか!?」みたいな仕事を任せていただけると、「なんとしても頑張らなきゃ……!」と思います。やる気と責任感が、自然とわいてくるんですよね。逆に「決まったこと以外やるな」と言われてしまうと、あんまり頑張ろうとも、「自分に責任がある」とも思えなくなってしまう気がします。

代表の実力と理念を信じて、安心してついていけること。

裁量が大きいので、自分の仕事にやる気と責任を持てること。

これが「大変だけど楽しい」職場の秘訣なのかもしれません。入社1ヶ月目、まだまだひよっこですが、この環境に感謝して、これからも頑張ってまいります。

数ある記事のなかから見つけていただけてうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございます!