体力ではオトコには絶対勝てない。〜現場女子の日常〜

工事現場の警備員をやっているわたし、


仕事道具はけっこう重くて。


ヘルメットと制服とチョッキと赤い棒が入った大きなカバンを、お財布貴重品のトートバックとは別に常に持ち歩かなくてはならないのは、かなりの負担だ。



ひとり暮らしのわたしにとって、

仕事帰りにスーパーに寄るのは、かなり苦痛。大きな荷物を持って、大きなフロアを歩き回らなくてはならないなんて、1勤務ぶんのお給料をもらいたいくらい。




それより何より、

ひとがたくさんいるのが、困る。

わたしはかなり人酔いするほうだし、

午後8時や9時の大型スーパーなんて

いまのご時世では、

ほとんどイベント会場のようなものですから。





スーパーで半額寿司買うの、

好きだったんだけどな。

仕事帰り、

あまりに疲れてるときは、

お寿司が半額になるタイミングを待つ、

どころか、

そもそもスーパーに行くことじたいが、

体力的に耐えられない。





そんなわけで、

スーパーやめてドラッグストアにしてみる。

安い!

ということ以上に、

フロアがすいているのが良い。


半額寿司はあきらめて、

食パンにピーナッツクリーム、

または、

カップラーメンとカップスープなどを

買うことにしよう!






こんなふうに、

金銭負担以上に、

体力の負担を考慮しながら

あたしは生きている。



『肉体労働でお金を稼ぐ』

というだけで、

体力的には、せいいっぱい。


仕事中以外の、ほかの行程、


いかに体力を無駄にしないようにするか。



休みなんて、週1回くらいだから。

休みの前日以外は、

いかに体力を消耗せずに、

いかに早い時間に寝床にたどり着くかが、

勝負!!




あたしのシュミは

文章を書くことと

歌を歌うこと。



どちらも、

肉体労働に使う体力を

さらに消耗させることのない

愉しみ事。


シュミと仕事の両立は

ちゃんとできているので

その点はとても

満足です💖











でもさ。

こんなふうに、

あたしがギリギリの体力計算をしながら

生活しているのをよそに。




職場の大部分は男性なんだけど。

彼ら(男性たち)は仕事が終わったらパチンコ行って、そのあと飲み歩いて。終電で家に着いたらまたお酒を飲んで。それでたとえ二日酔いになろうとも。翌日の出勤がツラくなるような体力不足になることは、決してないのである。

しかも毎日毎日、

数箱ぶんのタバコを吸い続けながら、

である。







この体力差が、

バカバカしくなってくる。

彼ら(男性たち)は

工事現場のA型バリケード(金属製)を

4個まとめて肩に担げるけど、

あたしがそれを真似すると、

数日先までずっと筋肉痛だ。

それでいて

筋肉量が増えるわけでもない。




こんな体力バカの集団に、

筋力かよわい、体力不足の女子が

なぜ混じっているのだろうか!?

こんな不条理、

わたしにとっても意味不明だ。



でも、人間関係のめんどくささはないし、オトコたちからはチヤホヤされるし。自分の体力不足を自覚させられるからこそ、慎重に計画的に生活できているのも事実なのであり、結局のところ、自分からこのお仕事を辞めるつもりはないのである。コロナ禍でも生き残れたし、ね💕


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