『沖晴くんの涙を殺して』 (額賀澪 作) 2 #読書 #感想文
第三話 死神は命を刈る。志津川沖晴は怒る。この章では沖晴は《怒り》の感情を取り戻す。そして京香を必要とする。彼女には君が悪いと思われたくない、彼女には離れていってほしくない。そんな沖晴の感情が暴れまくるこの章は、なんだかとても印象に残る。
自分の感情の変化についていけない沖晴を京香が世話をする。彼が全ての感情を取り戻して平和に生きていくことを、心から願っている。
彼の未来には、彼女はいないのに。
彼の人生を、彼女は見届けることができないのに。
この時の彼女は、それでも"しあ