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コーチングサービス「Orinasu」に込めた届けたい思いと制作プロセス

ライフコーチ兼デザイナーのすぐです。先日、コーチングサービス「Orinasu」をリリースしました!

昨年THE COACH Academyというコーチングスクールにてコーチングを学び始め、今年の7月にプロコースを修了し、勤めていたテック企業でのデザイナーの仕事を退職し、コーチ兼デザイナーとしてフリーで独立する次第となりました。

今回はサービスサイトに込めた思いを、ここに綴ろうと思います。

独立までの経緯はこちら


スタバに籠り、バリ島一人旅の合間も制作した1ヶ月半

「コーチとして独立するなら、というかデザイナーたるものサイトのデザインぐらい自分でやらんなあかん!」というツヨツヨな自分と、「いつか作らなきゃだけど、絶対シンドイしメンドイ」という腰の重い自分に折り合いをつけ、制作に取り掛かりました。

ちょうど上司に退職の意向を伝えた時期でした。

普段はアプリのUI(User Interface)デザインばかりしているので、価値をビジュアルで訴えるグラフィックデザインはあまり得意ではないのですが、自分が作りたいものを形にするスキルは培ってきたのに、作らない訳にはいきません。

一度作り始めると、文言からレイアウト、使用する画像やイラストなどなど、いろんなところが気になり出し、シルバーウィークはスタバに通い、有給を使ってバリ島一人旅の合間もPCと睨めっこして、結果的に1ヶ月半は制作に時間を使っていました。

しかし、作れば作るほど、自分が届けたい想いが形になりだし、愛着や言語化が生まれ、この作成のプロセスに意味があったのだと痛感するのです。デザインとは、作る ⇄ 壊すを繰り返すプロセスにあるのだと体感しました。

バリ島のカフェにて。車が通り過ぎる横でPCと睨めっこしていました。


ビジョン探求ワークで直感的に選んだ画像をメインビジュアルに

作る前から決めていたのは、マイコーチのこっちゃん(@ko12345_67890)とビジョン探求というワークで直感的に選んだ画像を使用することでした。

ビジョン探求ワークでは、

1. とある街の広告塔にメッセージを掲げるなら、なんと書くか?
2. 辺境の温泉の主人になったとしたら、温泉にはどんな効能があるか?
3. 最高にイキイキしていた時、どんなところにいたか?

というような物語をコーチに読んでもらい、湧いてくるイメージや言葉をメモして、最後にはビジョン構文にまとめます。僕は最後に「それがあっていいを伝える風の使い」という構文となりました。

ビジョン構文シート

今までの人生、こうありたいのに行動することができない、人に対して優しくありたいのに厳しく接してしまう、反応してしまう、コーチとして相手の可能性を信じる存在でいたいのに、デザイナーでいると、組織に属すると、プレイヤーとして働くとそうできない自分に葛藤する時が何度もありました。

自分自身もコーチングを受けて、その裏には何があるのか?と問うていくと大事な想いや価値観が存在することに気づきました。コーチとしての自分は、相手の中にそれがあっていいと伝えていく必要がある、伝えていきたいと思うようになりました。

僕は元々水野という苗字を持つので、水タイプだと思っていただけに、風というワードが出てきたのは、ショウジキワケワカラン状態だったのですが、いろいろ解釈してみると、場の流れや淀みというものが何となく自分には見えてしまうことがあり、風の力を借りて流れを作りだすことができる、何かに遣わされている感覚がある、というところからこの表現となりました。

(後々自分が大好きな小説の「アルケミスト」という本を読み返すと、少年が風の力を借りて風そのものになるシーンがあり、もしかしてここからきてるの〜?うそーん!と人間の潜在意識の凄さを知りました)


メインビジュアルから生まれた届けたい想い

僕はどちらかというとかっこいいデザイン(例えばナイキみたいにバーン!みたいなやつ)が好きなので、今回選んだ3つの写真は意外で、選んだ後に「ここに何の意味があるんだろう?」と、普段ではあまりやらない考え方をしていました。

普段のデザインプロセスなら、伝えたいことを決めてからビジュアルを選定するのに対する相反する行為なので、何となくアートなことをしていると思っていました。

ビジョン探求をしてから、クライアントさんとコーチングを重ねていくうちに、この3つの画像の段階が、コーチングを始める前の曇りがかった人生から奥底の願いや価値に気づきそれをあってもいいと認め手放すことで、その人らしさを発揮していく様に繋がりました。

メインビジュアルには、そんなコーチングのプロセスと願いが込められています。

OrinasuサービスサイトのMV


サハラ砂漠を旅した時にとった奇跡の一枚

「コーチングにかける思い」というサイトの一部では、サハラ砂漠を旅した時に奇跡的に撮れたお気に入りの画像を使用しました。

Orinasuには、実際にバックパッカーとして旅をした時の記憶、そしてコーチとして届けていきたい願い、僕自身の人生という旅における思いが詰まっています。

コーチングを通して、たくさんの人の思いが折り重なり、願いが紡がれ、そして自分自身も、人生を旅するように共に生きていきたいという想いががあります。

iPhone11Proで撮れた奇跡の1枚


コーチとして、どんな時間を届けたいのか?

今までの人生、小さいころから人生を変えたいと心のどこかで思っていたけど、どれだけ努力してもうまくいかない、例えうまくいったとしても、何か満たされない。そんな日々が続いていました。

ずっと道を示してくれる人を求めていました。しかしそれよりも、チャレンジしようとするのを横で一緒に見てくれる存在がいることが、どれほど心強いことかと思うのです。

人が何かに挑戦し学びを得て、在り方がそのものが変わり、その人だけがたどり着く世界を共に見ることができた時ほど、コーチとして人と関わる時に、幸せなことはありません。

その人が行きたいと思うところをガイドするような感覚で、クライアントの前に立っています。なぜなら、答えはその人の中にあり、自分自身で何かを選択した時こと、その人が輝き、その人だけの色がありありと輝き出すと信じているからです。

もちろん、コーチとしてさまざまなコーチング理論や流派、心理学を今後も学び続けていきます。しかし、ただ祈るようにその人の存在と可能性を信じること、それは今後も変わらないと思います。

コロナウイルスが世界的に広がる前に、バックパックで世界を回った時、タイのコムローイ祭りにタイミングよく参加することができました。11月11日にランタンに願いを込めて、一人一人が空に飛ばしていきます。

その空を見た時に、いくつもの願いが世界には存在するのだと気づくのです。それを飛ばす人の顔は、とっても温かかったです。

空に輝くいくつもの願い


人生歩んでいると、決してうまくいかないこともあると思います。

それでも、一つ一つの願いに、自分自身が自覚的になり、そしてこのサービスを通して、その願いが花開いていきますように。



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