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思い出し笑いを提供してくれる愛読書「文豪どうかしてる逸話集」

自粛期間中、私にずーっと思い出し笑いを提供してくれていた本がある。家事をしながら、寝る前、家族とケンカをしている時にも、ふと思い出しては「ふふふ」と笑える。癒しの薬というか、笑いで免疫力アップに貢献してくれていた。それがこの本、

文豪どうかしてる逸話集


https://www.amazon.co.jp/dp/4046044519/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_hzl5Eb6SVEWPP


進士素丸さんが文豪の「どうかしている」逸話を集めたものなのだが、これが面白くて面白くて。

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「文豪」と聞いて、皆さんは誰を思い浮かべるだろう。夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、川端康成、谷崎潤一郎…みんなこの本の中に「どうかしちゃってる人」として登場。太宰治あたりは「どうかしちゃってる代表」のイメージがあるけれど、実際にこの本を読んでみると(もちろん太宰もどうかしちゃってるけど)中原中也や内田百閒あたりがだいぶやばい。

文豪の皆さんはまぁ大体「女」と「お金」にだらしない。それはそれはだらしない。

同じ「だらしなさ」でも人によって、角度が違うというか…女に夢中になって、心中を繰り返す人もいれば踏まれたい願望の人もいる。借金の仕方、踏み倒し方も人それぞれ。

一人一人が酷いエピソードを持っており、読んでいくうちにその文豪のことが好きになってくる。遠い存在だった「文豪たち」が「愛すべき普通の人間」だったと気づく。

周りにいた人たちは大変だったかもしれないが、みんなそれぞれ自己中心的で可愛い。意外な人たちが仲良しで仲間うちでわちゃわちゃやってた感じが伝わってきて。この一冊にたくさんの「文豪」という登場人物たちの魅力がつまっている。

「文豪どうかしちゃってる逸話集」おすすめです!!!「ふふっ」となりたい人、是非に!!

#読書感想文

こんなところまで読んでいただけていることがまず嬉しいです。そのうえサポート!!ひいいっ!!嬉しくて舞い上がって大変なことになりそうです。