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祈り

私の世界をそっと包み込んで、守ってくれる柔らかで優しい繭。

水面に広がる泡のように、夜空に浮かぶ花火のように、そして心から想いがふつふつと沸き立つように、暗い底から目覚める無数の祈り。

ことばの海をただよううちに、ボートはどんどん流されて、どこへ向かうのかは誰も知らない。


ーーーーー

少し長めの旅から帰ったら、Kojiさんから温かいことばと共に、素敵なブックカバーが届いていた。

以前から気になっていたカバーを2つ、どちらもお願いすることにした。自分の目で見て、触って確かめて、どちらを使うか決めたいと思ったから。

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『ことばの海』

ブルーの海にただよう宝石みたいなキラキラたちがなんとも美しく、パッと目をひく色づかい。折りたたんで置いたとき、不思議と裏表それぞれの面ごとにがらっとイメージが変わる。


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『祈り』

闇に浮かび上がる、白い無数のひかり。誰かの想いや、ことばの生まれるところのような、深い底をのぞき込んだような、不思議な空間。


どちらもとても素敵な絵柄だったけど、私の宝物を包んでいてほしいと感じたのは『祈り』の方だった。

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神様のボートにのってしまったら、もう戻ることはできない。

あなたにたどり着くまで。


普段は静かで穏やかに見えるけど、荒れ狂ったらひとの手には負えない、深くて暗い海のような女とその娘の旅路を描いた作品。


狂気の物語、と著者本人が言うくらいの本だ。


これ!というものに出逢えてよかった。

これから私の世界を、この『祈り』が守ってくれる。


『ことばの海』の方は、自分で別の本に使うのも良いし、これがとっても似合いそうな大好きな友達が思い浮かんでいるので、彼女へのプレゼントにするも良し、どちらにしようかまだ決めかねている。


また、明日から短い旅に出ることにしている。

旅のおともに、『祈り』とこの本とが、私のお守りになってくれそうだ。





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わーい🙌カレーの海で泳ぎませんか😋
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神戸生まれ神戸育ち。神戸のまちとうまいもんとワクワクすることをこよなく愛するひと。 食いしん坊と落ち着きのなさと口の悪さには定評のある、関西色つよめの人生の放浪者。 海と山と下町があるところでずっと生きていきたい。うまいもんのこと、語らせたら止まりません。

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わたし、を見せるのが一番苦手な私。少しずつ、ぽつぽつと、語っていこう。リハビリみたいな気持ちで。

コメント (8)
こんな素敵なnoteを見落としていた自分をひっぱたいてやりたいです!!!!!
本当にありがとうございました😭

江國香織さんの文章、私も好きです。しばらく読めていないのですが、以前「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」という短編集を読んでいました😊

これからも「祈り」がヒトミさんの旅と本を守りますように。「ことばの海」がお友達さまの生活を守りますように。

最後の方に並んでいるタグの中に、「巡り会えたと言いたい」と書いてあって、やっぱりヒトミさんは素敵な方だと思いました😉いつもいつも、本当にありがとうございます😊
Kojiさん、ありがとう(^^)/
ひっぱたかないで…(笑)
なんと、ちょっと前の投稿でまさに『泳ぐのに…』の話を書いてました!
https://note.mu/mimime/n/n22f5a9b1b04f

江國香織さんは私の中でとても大切にしたい本たちの産みの親なので、それを知ってくれているKojiさんのカバーで守ってもらえて、とても嬉しいです(^o^)
読んできました!
ヒトミさんは江國香織さんファンなんですね!私はまだ「泳ぐのに…」の作品しか読んだことがないのですが、彼女の言葉はすごく腑に落ちるというか、読んでいて気持ちがよかったことを思い出しました。
私もファンの作家の小説だけをひたすらに集めるという習性があるので、自分と似たようなものを感じました。大好きな言葉たちはそばに置いておくだけで、なんだか安心しますよね😌
素敵なnoteをありがとうございました!私も時間かできたら、江國さんの本をもう一度読んでみたいと思います!
Kojiさんも集める習性あるんですねー(^0^;)
だいぶ減らしたけど、一時期はそれで荷物が増えて困ってました(^^;)
江國さんの小説、ぜひオススメします!
『きらきらひかる』とか『落下する夕方』とか、たくさん素敵なお話がありますよー。
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